今回は「JO MALONE LONDON（ジョーマローン）アンバー&ラベンダー コロン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
アンバー&ラベンダーは、フゼアのクラシックなメンズ系の香り。
ミドルで「ハーバル石けん調の香り」が登場し、こちらがこの香水の肝となっています。
この記事はこんな方にオススメ！
・ジョーマローン、アンバー&ラベンダーの香りについて詳しく知りたい
・フゼア系のクラシックな香りが好き
・香水に”モテ”など要らぬ
JO MALONE（ジョーマローン）アンバー&ラベンダーとは？
香水の基本情報
タイトル：Amber & Lavender Cologne（アンバー＆ラベンダー コロン）
ブランド：JO MALONE LONDON（ジョーマローン ロンドン）
香調：フゼア、ソーピー
調香師：Bertrand Duchaufour（ベルトラン・ドゥショフール）
発表：1995年
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トップノート：プチグレン、バジル、ローズマリー、ベルガモット、ミント
ミドルノート：フレンチラベンダー、ナツメグ、シナモン、クローブ、ミュゲ
ラストノート：アンバー、ムスク、ベチバー、オークモス
持続性、強さ、香りのチャート
持続性：4.5～5時間程度
放香性：★★★☆☆ やや強い
アンバー&ラベンダーって、どんな香り？
トップノート：苦いシトラスとハーブ（20分）
ビターオレンジ、ベルガモット、ライムを混ぜたような、苦く酸っぱいシトラスの香りでスタートする。
ウッディー&シトラスの「メンズ整髪料」っぽさも感じる。
10分程すると、スペアミントやバジル系のハーバルでほんのり甘い香りが混じり出す。
ミドルノート：ハーバルな石けんの香り（1時間20分）
シトラスの苦み・酸味が和らぎ、ハーバルな甘さは強まる。
ラベンダーやスパイスの香りは、あまり強くない。
薄くムスクの甘さも重なってきたのか、石けん調の香りに変化していく。
「ハーブ系のフレッシュな香りが付けられている石鹸」という感じ。
ラストノート：モスが残る（3時間）
香り立ちが穏やかになり、ハーバル石鹸にモスの湿った香りが重なってくる。
アンバーの要素は弱め。
最後に肌に残ったのは、モスの香りだった。
全体を通してメンズ系の香調となっている。
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解説と感想
アンバーとラベンダーは弱め
1995年、ジョーマローンロンドンより発売されたAmber&Lavender（アンバー&ラベンダー）の香り。
なぜか私の中で「期間限定の香り」と勘違いしてしまう（何度間違えても覚えられない）のですが、めちゃめちゃブランド初期からある作品です。
古典的で洗練されたフレグランス。フレンチラベンダーとプチグレンが、稀少なアンバーに新鮮な輝きをもたらします。上品で都会的です。
ーJO MALONE LONDON公式HPより
ブランドによると、このような香りだそうです。
香水名からも説明文からも「アンバーとラベンダーが中心の香り」と読み取れますが、実はそうではありません。
この香水では、アンバーもラベンダーも主役にはならないのです。
鍵となるのは「フゼアの流れ」と「石けんの香り」
では、アンバー&ラベンダーは一体どんな香りなのでしょうか。
この香水を構成する軸となるのは、２つ。
まず一つ目は「フゼアの香り」です。
アンバー&ラベンダーは「苦みのあるシトラス」→「ハーブやラベンダーのアロマティック」→「モス系の湿り気」という形。
このようなフゼアの流れが、この香水の骨格となっています。
そして二つ目は「石けん調の香り」です。
ハーブのフレッシュさと仄かな甘さ、シトラスの残り香の爽やかさ、かすかなスパイシーさ、そしてムスクのクリーンな香り…。
これらが合わさって、「ハーブ系の香り付き石鹸」を作り上げているようでした。
ところで、アンバー&ラベンダーは付け始めからクラシックなメンズ系というか、言葉を選ばずに言うと「おじさん」っぽい雰囲気の香りとなっています。
お試しで肌乗せした時に、この部分で「う…。なんか違う…。」と思った方も待って！まだ洗い流さないで！
この先にハーバル石けんのめっちゃ良い香りが出てくるから！！と、私は声を大にして言いたい。
私自身、シトラスウッディーのメンズ整髪料っぽい感じもフゼアも苦手なのですが、うっかり「欲しいかも…」と思ってしまうくらい、このミドルのハーバル石けんの部分は素敵です。
とは言え”おじさん感”は否めないので、「モテ香水」とはならないですし、好き嫌いも大きく分かれる香りかと思います。
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参考：JO MALONE公式ホームページ「Amber & Lavender Cologne」https://www.jomalone.jp/product/25946/9947/colognes/amber-lavender-cologne
