今回は「DIOR(ディオール)ジャドール アブソリュ オードゥパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ジャドール アブソリュは、「黄金比のホワイトフローラル香水」です。
濃厚な花、軽やかな花、爽やかな花…。
それぞれの花の香りの個性はしっかり感じさせつつ、それらをギュッと一つのブーケに束ねたような香水になっていますよ。
この記事はこんな方にオススメ!
・ディオール、ジャドール アブソリュの香りについて詳しく知りたい
・ホワイトフローラルが大好き
・ジャドール「オードゥパルファン」と「アブソリュ」の違いが知りたい
DIOR(ディオール)ジャドール アブソリュとは?
香水の基本情報
タイトル:J’adore Absolu Eau de Parfum(ジャドール アブソリュ オードゥパルファン)
ブランド:CHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)
香調:フローラル
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表:2018年
廃盤:2022年 販売終了
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トップノート:ジャスミンサンバック アブソリュート、マグノリア アブソリュート
ミドルノート:グラース産ジャスミン アブソリュート、メイローズ アブソリュート、インド産チューベローズ
ラストノート:オレンジブロッサム
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:5時間程度
放香性:★★★☆☆+ やや強い~強い
ジャドール アブソリュって、どんな香り?
トップノート:爽やかなホワイトフローラル(15分)
ホワイトフローラルの香りから始まる。
マグノリアが効いているのか、酸味もしっかりある。
奥の方にはインドール感のあるジャスミンと、チューベローズの甘さも感じられる。
フレッシュさと華やかさを併せ持った、白い花の香りになっていた。
ミドルノート:濃厚なホワイトフローラル(1時間40分)
ジャスミンティーを思わせるサンバックジャスミン系の香りはまだ残っているが、マグノリアの酸味は消えていく。
ミドルノートの中心は、ロイヤルジャスミン系の華やかなフローラルだ。
そしてそれをチューベローズのクリーミーな甘さが支えている感じ。
厚みのあるホワイトフローラル香なので、インドール感のある濃い花の香りが苦手な方は、このミドルノートは”キツく”感じるかもしれない。
ラストノート:徐々に淡くなるホワイトフローラル(3時間)
香調的には大きく変わらずホワイトフローラルが中心となったままだが、ジャスミン・チューベローズ系のお花の甘さが和らぎ、ホワイトフローラル特有の濃厚さが引いていく。
そしてそのまま徐々に淡くなり、終わっていくという流れだ。
全体を振り返って見ると、トップからラストまで白い花々が強く主張し続けていた。
最後の最後で、ようやく軽めのウッディー&ムスキーな香りが出てくるくらい。
レディース向けの香調、日中も夜も使えそうな香り。
暑い季節は花々の甘みがくどく感じられるかもしれないが、それ以外のシーズンは綺麗に香ると思う。
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ディオール/ジャドール アブソリュの解説と感想
黄金比のホワイトフローラル
2018年にChristian Dior(クリスチャンディオール)の「J’adore(ジャドール)」シリーズより登場した、「J’adore Absolu(ジャドール アブソリュ)Eau de Parfum」の香り。
ややこしいのですが、2007年に「J’adore L’absolu(ジャドール アブソリュ)」という香りが登場し、2012年にこれがリニューアルされ、2018年に廃盤となりました。
そしてそれとは別に、本ページでもご紹介している「J’adore Absolu(ジャドール アブソリュ)」が出てきて、2022年にこちらも廃盤となっています。
どちらも日本語名が同じなので分かりにくいのですが、AbsoluはL’absoluの後継というポジションではあるものの、リフォーミュラーではなく別物の香りだと理解しています。
(香りの違いは大きいです。)
さて、ジャドールアブソリュ(2018年)を一言で表すのなら、「黄金比のホワイトフローラル香水」となるでしょうか。
ロイヤルジャスミンの持つ濃厚さとインドール感。
もったりとクリーミーなチューベローズの甘さ。
それに重なるようにして、ジャスミンティーのような軽さや、マグノリアの酸味・爽やかさもあります。
アニマリックで官能的な側面ものぞかせつつ、穏やかさや貞淑さもある。
「華やか」だけど「ギラギラ」した香りではなく、エレガントなバランスになっているのです。
ジャドール「オードゥパルファン」と「アブソリュ」の違い
さて、「ジャドール オードゥパルファン」と「ジャドール アブソリュ」の違いについて、お話ししたいと思います。
現行のジャドールは、とろみ感のあるピーチやメロン、洋ナシといったフルーツの香りから、ジャスミン中心の華やかなホワイトフローラルへと変化していきます。
一方、アブソリュではフルーツの香りはなく、最初からホワイトフローラルを中心に展開していきます。
どちらも中心になるのが「ジャスミン」という点では同じなのですが、ジャドールの花々はブーケ状に混じった状態で香ります。(ジャスミンを中心に、色んな花の香りが溶け込んでいる感じ)
対して、アブソリュは一つ一つの花の香りが個性を持って強く主張してきます。(ジャスミン、マグノリア、チューベローズ…みたいに、一つ一つの香りが分かる感じ)
それら膨大な数の花々をギュウっと束ねてブーケにしたのが、アブソリュのイメージです。
現行のジャドールとアブソリュは結構香りの違いが大きいのですが、ドゥマシー版に切り替わったころ(2010年~)のジャドールとは似ているように思いました。
ドゥマシー版も途中で処方が変わったのかな?
もしくは手元にある古いジャドールは2010年製造のミニボトルなので、経年劣化で香りが変わっちゃってるだけかもしれませんが…。
アブソリュはジャドールEDPのようなフルーティーさが少ないため、ジャドールEDPよりかは幾分使い難いかもしれません。
ホワイトフローラルがドーンと香るので、「三度の飯よりホワイトフローラルが好き」という方にはツボるでしょうし、「ホワイトフローラルはあんまり…」という方には、びっくりするくらい受けないでしょう。
好き嫌いがはっきり分かれそうな香水だと思います。
まとめ
今回は「ディオール/ジャドール アブソリュ オードゥパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ジャドールアブソリュは、最初から最後までホワイトフローラルが続く香水です。
ジャドールEDPに比べるとフルーティーさは少なく、花一つ一つの香りが粒だっているのが特徴。
ホワイトフローラルが好きな方には、もし機会があったら是非試してみて欲しい香水です(廃盤だけど!)。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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