今回は「武蔵野ワークス/さくら オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
さくらは、桜の香り?いいえ、桜餅の香りです。
あのピンクのお餅を葉っぱごと頬張ったような、春の匂いを存分に楽しめる香水です。
この記事はこんな方にオススメ!
・武蔵野ワークス、さくらの香りについて詳しく知りたい
・桜餅系の桜香水が欲しい
・甘さ強め、明るめのフローラルが好き
武蔵野ワークス(ムサシノワークス)サクラとは?
香水の基本情報
タイトル:Sakura/Cherry Blossom Eau de parfum(サクラ オードパルファム)
ブランド:MUSASHINO WORKS(武蔵野ワークス)
香調:フローラル、ソーピー
調香師:ー
発表:2016年
トップノート:梅、グリーンノート、ピーチ
ミドルノート:チェリーブロッサム、ローズ、ジャスミン、シアーノート
ラストノート:カーネーション、ホワイトムスク
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4.5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
Sakura(さくら)って、どんな香り?
トップノート:花の甘さが強いフルーティーフローラル(30分)
香水を噴いた瞬間、「石けん桜餅!」と思う。
すぐに桜餅の匂いは鳴りを潜め、明るいフルーティーフローラルへと変化する。
フルーツの要素はピーチが最も強く感じられるが、とろっとジューシーな程ではない。割とあっさりしたピーチだ。
一方で、花の甘さはしっかりしている。
私には水仙のような強い甘さ+グリーンなフローラルと、カーネーション系のスパイシーなフローラルを合わせた香りに感じられた。
ミドルノート:桜餅の香り!(1時間30分)
思わず笑い声が漏れてしまう。
「これは…。桜餅です。」
何とも言えない桜葉漬の塩気と香り。
あのピンクの餅を、葉っぱごと一口頬張った時の匂いがする。
香りを深く吸い込むと甘いフローラルなのだが、ふわっと立ち上がってくる香りは見事に桜餅だ。
基本的には明るい香りだが、どこか「和」を感じさせる落ち着きや”陰”がある。
ラストノート:石けん桜もち(2時間30分)
桜餅感を残したまま、清潔感のある石けん系の香りに変化していく。
最初に感じた「石けん桜もち」の匂いだ。
最初から最後まで甘さ強め、明るい香りが続く。
ソメイヨシノのような淡い色合いではなく、濃いピンクの八重桜のように、4月の温もりを感じさせる香りだと思った。
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武蔵野ワークス/サクラの解説と感想
桜餅フローラル
日本の香水メゾン、武蔵野ワークスより発売された「FLORAL 4 SEASONS(フローラル・フォーシーズンズ)、Sakura(サクラ)」の香り。
現行品は旧・さくら(2007年)をリニューアルし、2016年4月より販売されているものになります。
世の中にはたくさんの桜香水がありますが、中には「え?桜の匂い…。しないよね?」と思う物もあります。
最も身近な桜であるソメイヨシノには香りがありませんが、代わりに「桜餅の匂い」を「桜の匂い」と結びつけて記憶している人も多いのではないでしょうか。
武蔵野ワークスのサクラは、そんな桜餅の匂いを存分に楽しめる香水です。
特にミドルノートのあたりでは、冷静に考えると「これはフローラル」と分かるのに、どう頑張っても桜餅にしか思えません。
フローラルではなく、グルマンに分類しようかと思ったくらい・笑。
ブランドによると、こちらは武蔵野ワークスのパフューマーさんではなく、海外の方の作品なのだとか。
(満開の河津桜がモデルとなっているそうです。)
「まじか。海外の調香師さんで、こんなに桜餅にしてくれたのか。天才か。」と呟いてしまいました。
桜葉漬のような「和」の香り
香水・さくらを纏って。
まずはフルーティーフローラルのオープニングです。
噴き付けた瞬間だけ桜餅がいますが、すぐに消えてしまいます。
ここではまだ明るく可愛い感じ、水仙のような花の甘さが効いたフローラルになっています。
次第にフルーティーな部分が遠のいていき、桜餅化していきます。
そしてこれは、カーネーションが効いているのでしょうか。
しょっぱいような独特の風味があり、それが桜葉漬っぽさを生んでいるように思いました。
またその塩っぽい匂いが「和」のテイストを含んでおり、香り全体を「浮ついたフローラル」ではなく「明るいけど落ち着いたフローラル」にしてくれているようにも思います。
香りのある桜花をしっかり匂うと、淡いフローラルの中にほんの少しだけ「あっ!桜餅!」と見つけることが出来ます。
なので、こちらの香水はそんな桜花の香りそのものとは、また少し違うのだと思います。
リアルな桜は、ここまで「桜餅」を主張してきません。
武蔵野ワークス「さくら」は、桜餅感の強い桜の香り。
「和」を感じさせる、春のフローラル香水です。
まとめ
今回は「武蔵野ワークス/さくら オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
さくらは、桜の花というよりは、桜餅の香水です。
甘さ強め・明るめのフローラルですが、「和」を感じさせる陰も含んだ香りになっています。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:武蔵野ワークス公式ホームページ「さくら」https://www.fragrance.co.jp/f4/z801.html