香水の付け方って人それぞれですよね~。今回は、私の香水の付け方についてご紹介します。
私は基本的に「あなた香水くさくってよ!」と言われるのを恐れておりますので、控えめに使っている(つもり)です。
ですので、「あまり香らせたくないな~ふんわり香って欲しいな~」という方の参考になれば良いなと思いながら、本記事を書いております。
香水の使い方や付け方なんて「自分の好きなようにすれば良い」と思っていますので、私の付け方が正解!という訳ではありませんが、一香水好きの例としてご紹介できたらと思います。
この記事はこんな方にオススメ!
・香水を付ける場所、タイミングが知りたい
・香水を付ける時に、どんな事に注意しているのか知りたい
・香水を控えめに香らせたい
基本的な香水の付け方
香水を付ける場所は、ここがオススメ
香水はどうやって香りが立つのでしょうか?それを知ることで、どこに付ければ良いかが分かります。
香水は人肌で温められることで揮発が促され、香りが広がります。
「動脈が触れられる部位(脈打つ場所)に付けるのが良い」と言われることが多いのは、「動脈が皮膚の浅い位置にあるのでそこは体温が高い=香りが広がりやすいだろう」という考えから来ているのですね。
また、「ドクドク動いているのだから、その動きで香りの分子が拡散するはず」という考えもあるようです。
個人的な意見としては、脈打つ場所が特別体温が高いだろうか?と疑問なのと、分子を拡散させるほど脈がドックンドックンしているだろうか…?と疑問なので、上記の説にはちょっと懐疑的。
それよりは「体の中心(体幹)は体温が高く、手足(体肢)は体温が低い」、逆に「沢山動く手足は匂い分子を拡散させやすく、動きの少ない体幹は拡散させにくい」という考え方の方がしっくりくるように思います。
頭の方から順に…
こめかみ、首筋、鎖骨のくぼみ、内肘、手首の内側、足の付け根、内膝、内くるぶしの後ろ、足の甲
などがあります。
体温の高低や体の動きの大小に加え、距離的に鼻に近いほど匂いがしっかり届きますよね。
それを踏まえて、上の脈打つ場所を香りの強い順に並べ替えると…
(服は着てない状態で)「こめかみ、首筋、鎖骨のくぼみ、手首、内肘、足の付け根、内膝、内くるぶしの後ろ、足の甲」となります。
このうち、私が実際に使っているのは手首以下の6か所。それより良く香る3か所は、香り立ちが良すぎるので使っていません。
でも、少量でしっかり香って拡散力は穏やかな「パルファン」(後で出てきます)なら、首筋などにも使いやすいと思います。
パルファムは、キスしてほしいところにつけるもの
ーガブリエル・シャネル
※出典:シャネル公式ホームページ
上記の言葉はとっても有名ですよね。
パルファンは耳たぶなどに付ける方もいらっしゃって、とってもロマンティックだな~と憧れがあります。
ちょっと話がそれちゃいましたが、これら6か所に加え、「お腹」と「腰」に付けることもあります。
強さで言うと、「お腹」は手首と内肘の間、「腰」は足の付け根と内膝の間に入るかと思います。
整理すると…
強く香る順に「手首、お腹、内肘、足の付け根、腰、内膝、内くるぶしの後ろ、足の甲」に付けるのがオススメです。
付ける香水の量
付ける量についてですが、これは香水の種類によっても違います。
ブランドによって呼び名が異なったり定義もあいまいなのですが、一般的にはパルファン、オードパルファン、オードトワレ、オーデコロン、練り香水の順に香りが強いです。
また、スプレーで吹き付けた方が、ロールオンで塗り付けるよりもしっかり香ります。
(ロールオンだと塗布量が少なめになるからというのと、付ける面積が小さくなるからかと思います、)
香水によっても付ける量を変えたりしますが、だいたいの目安はこんな感じ↓↓
パルファン(小瓶に入っているものが多いです)…1滴(点でチョンと付ける)
オードパルファン…1プッシュ(小さな範囲に付ける)
オードトワレ…1~2プッシュ(面で付ける)
オーデコロン…2~4プッシュ(2か所程度に分けて、広範囲に付けてもOK)
付けるタイミング
香水は付けてから30分ほどは一番しっかり香りが広がります(トップノート)。このパートは割とハッキリとインパクトが強く、鋭い香りが多いと思います。
そこからミドルノート(ハートノート)=その香水の主題となる香りに移行し、ラストノートで肌に馴染むように香りが消えていきます。
ですので、身支度を整えるときには出かける30分前までに香水を付けるようにしています。
また、香りの継続時間は香水によって大きく異なります。
香りが消えてきてしまうのが嫌…という方は、一度に沢山の量を付けるのではなく、付けてから4~5時間後に追加で付ける(リタッチ)の方がオススメです。
香水を付けるときの注意点
香水を付けるときの注意点には「付けたら擦らない」ということがあります。付けた後に手首などで伸ばす人がいらっしゃると思うのですが、あれは香りの分子を壊してしまうそうです。
実はこれもちょっと懐疑的で、「そんな小さなニオイ分子を軽くこすっただけで破壊できるのだろうか?」と思っています。
それよりは、塗り広げて「薄く伸ばした状態になること」と、手首でヌリヌリする過程で「揮発を促してしまうこと」によって、香りが進んでしまう(すぐにミドルノートに入ってしまう)んだろうな~と思っています。
とにかく、付けた後は自然に揮発するまで放っておくのが良いです。
また、匂いがよく分からないからと大量に付けるのはNG。
自分の鼻が慣れてしまい、よく分かっていないだけかもしれません。その場合、「あなた香水くさくってよ」となりかねないので、付けすぎには要注意です。
「香りすぎ」を避ける、3つのポイント
選び方のポイント~シーンに合った香水~
香水を選ぶときには、「そのシーンに合っているか」を重視しています。
個人的に特に香り選びに慎重になるのは、子ども関係の付き合いの人達と会う場面。(PTAやママ友付き合いというヤツです。)
そういったシーンでは、「軽やかな」香りを選ぶことが多いです。香調でいうと「ティー系」「ライトフローラル」「ハーバル」「フルーティ」「ソーピー(石けん系)」などが、それに当たります。
また、香料の濃度も低めの方が使いやすいかと思います。私の場合は基本オードトワレ、時々オードパルファンから選ぶようにしています。
そこまでするなら香水付けなきゃいいのでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、それを言っちゃあお終いよ。
私は「大丈夫?匂い過ぎてないかしら?」とドキドキしながら、それでも香水を付けたいのです。
場所のポイント~服で覆われた所に~
上の項目で私の付ける場所を8か所お伝えしましたが、香り立ちを抑えたい時にはさらに「服で覆われているところ」という条件を付けくわえると良いですよ。
香水を付ける場所は…
「手首、お腹、内肘、足の付け根、腰、内膝、内くるぶしの後ろ、足の甲」がオススメでしたね!
季節、服装によって衣服で覆われている範囲は変わってきます。服でガードされている分、香り立ちが穏やかになるので、「匂いすぎ」の心配なく付けることができますよ!
量のポイント~香水の付けすぎに注意~
当然ながら、沢山香水を付けると香り立ちも強くなります。ですので控えめに香らせたいのなら、「控えめに付ける」ことが大切。
香りも人によって好みが違うので、自分が良い匂いと思っていても、他人からすると不快かもしれません。
香水は「周囲に分かるように使う」のではなく、「自分がほんのりと楽しむ」程度の付け方が適切だと私は思っています。
自分が感じているよりも、他者ははっきりと匂いを感じとります。
自分で時々ふわっと香る程度で、他者にも十分香りが伝わっているものです。
まとめ
今回は「基本の香水の使い方」「香り立ちを抑えたい時のポイント」についてお話ししました。
香水は脈打つ場所に付けるのが基本と言われていますが、あまり気にしなくても良いのではないでしょうか。
それよりは体の中心に近いor遠い?、動作が大きいor小さい?、服に覆われているorいない?という要素の方が、香り立ちを決める上で大きく影響しているように思います。
あとは、香料濃度(パルファン、オードパルファンなどの分類)や香りの系統に応じて付ける量をコントロールしたり、シーンに合った香水を選んだりすることで、「香りすぎ」を防ぎつつ、香水を楽しめると思います。
ここまで散々「香水の使い方はこんな感じが良いですよ~!」というお話をしてきましたが、冒頭でもお伝えしたように本来はどんな使い方をしたって構わないものです。
ただ、「におい過ぎてないかな?」と心配になったときには、こちらのページを参考に、自分に合った使い方を見つけていただけたら嬉しいです♪