【ディオール】プワゾンガール オードゥパルファンの香水レビュー

今回は「DIOR(ディオール)プワゾン ガール オードゥパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

プワゾンガールEDPは、フルーツキャンディーのような可愛い甘さと、バニラ・練乳系の強い甘さが主役の香水。

時折感じる「酒感」「ウッディー&スパイシー」といった要素が、”大人びた少女”の香りに仕立てています。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・ディオール、プワゾンガール オードゥパルファンの香りについて詳しく知りたい

・フルーツキャンディーのような可愛い甘さが好き

・温もりある甘い香水が欲しい

DIOR(ディオール)プワゾンガール オードゥパルファンとは?

香水の基本情報

タイトル:POISON GIRL Eau de Parfum(プワゾンガール オードゥパルファン)

ブランド:CHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)

香調:グルマン

調香師:フランソワ・ドゥマシー

発表:2016年

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クリスチャンディオール Dior プワゾンガール EDP 50ml [293839]

トップノート:シチリア産ビターオレンジ、レモン

ミドルノート:グラース産ローズ、オレンジブロッサム

ラストノート:ベネズエラ産トンカビーン、バニラ、トルーバルサム、スリランカ産サンダルウッド、アーモンド、ヘリオトロープ、カシュメラン

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:8時間程度

放香性:★★★★☆+ 強い~とても強い

【DIOR・ディオール】プワゾンガール/オードゥ パルファン、香水イメージチャート

プワゾンガール オードゥパルファンって、どんな香り?

トップノート:最初から明確なグルマン(30分)

最初からグルマン調の甘さが香る。

ぽってりしたフルーツキャンディー系の甘さに、シトラスの果肉の酸味と皮の苦みが加わっている。

ノートを確認すると、トップではシトラスのみがリストされているが、爽やかすっきり系の香調ではないので注意が必要。

全身から時折ふわっと立ち昇る香りには、ブランデーのようなフルーティーで甘い洋酒っぽさがある。

ミドルノート:フローラルはいない(1時間20分)

香りが少しマイルドになり、この辺りからミドルと言えそう。

香調の変化は殆どなく、とろみのあるフルーツキャンディー様の甘さが続く。

残念ながら、私にはフローラルの要素は感じられない。

ローズもオレンジブロッサムも、トンカ・バニラ・トルーバルサム・ヘリオトロープあたりの強い甘さに覆われてしまい、よく分からなかった。

ラストノート:バニラ・練乳・カラメル(6時間)

トップから続く「フルーティーな甘さ」+「バニラ・練乳系の甘さ」でドライダウンに向かう。

このフルーティーな部分は、ノートに記載はないがベリー系の香りに感じる。

途中からウッディーさとシナモンのようなスパイシーさも少し出てきて、カラメルの甘さのようにも感じられた。

最後まで残ったのはバニラの香りだった。

 

可愛い感じなのでそこまで重くはならないが、甘さは強くかなりロングラスティング

寒い季節向きの香水だと思う。


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ディオール/プワゾンガールEDPの解説と感想

プワゾン”ガール”という程に”ガール”な香りではない

2016年に登場した「POISON GIRL(プワゾンガール)」の香り。

1985年に始まったプワゾンシリーズの中では、最も新しいラインの香水です。

それまでのプワゾンは「大人向けの香り」でしたが、プワゾンガールは若い女性をターゲットとして生み出されました。

ブランドが打ち出したこちらのシリーズのキャッチコピーは、『I am not a girl, I am Poison.(私は少女ではない、私は毒)』となっています。

 

香調はとろっとしたフルーツキャンディーのようなグルマン系

香りが進むとバニラや練乳のような甘さ、さらにカラメルのような甘さも出てきます。

系統としてはプラダ「キャンディーEDP」や、同じディオールの「ミスディオール/アブソリュートリー ブルーミングEDP」によく似ていると感じました。

 

でも、それらよりプワゾンガールEDPの方が落ち着きがあるように思います。

ジュースの色にぴったりの濃いピンク、とろみのあるジューシーで可愛い甘さなのですが、トップで感じるほろ苦さや洋酒っぽさ、またラストに登場するウッディー&スパイシーな要素が、この香水のダークサイドを担っています。

 

「純真無垢な少女」ではなく、「社会に対して斜に構えた少女」といった大人びた印象を受けました。

”ガール”という程、子どもっぽい香りではありません。

大人も使える「可愛い」香り

さて、プワゾンガールを肌に纏って。

最初からとても甘く、「間違いなくグルマン系の香水だ」というのが分かるオープニングです。

ミドルでは、ローズを中心とした花の香りが登場するとのことなのですが、私には分かりませんでした。

なので、私にとってプワゾンガールEDPは「フローラル&グルマン」ではなく、「グルマン一辺倒」の香水です。

 

前半では特に「あっ!お酒の香りもあるな。」と感じる瞬間があります。

ブランデー系の、フルーツから作られる蒸留酒の香りです。

 

また、甘さはフルーツキャンディー系からバニラ・練乳系にシフトしていくのですが、バニラエッセンスのような明るい甘さではなく、バーボンバニラのコクを感じさせます。

暗さのある、もったりした香りです。

 

そしてそこにトルーバルサムから来ているのか、シナモンのような風味も少し。

これらの「大人っぽい」香りが「子どもっぽい」甘さに加わることで、「プワゾンガール」という名前とのミスマッチを生み、この香水を面白味のあるものにしているのですね。

 

プワゾンガールは「可愛い甘さ」という印象も強いですが、若い方~大人まで使えるのではないでしょうか。

個人的にはまだちょっと可愛すぎるので、スパイスかウッディーの要素を足して、もう一捻り欲しい所。

「キュートな甘さが好きな方」「ロングラスティングのしっかりした香り立ちを好む方」にはオススメの香水かと思います。

まとめ

今回は「ディオール/プワゾンガール オードゥパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

プワゾンガールEDPは、可愛いフルーツキャンディーのような甘さやバニラ・練乳系の甘さの中に、「お酒っぽさ」「わずかなウッディー&スパイシー」という大人な要素が加わった香りです。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「キュートなグルマン系の香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:DIOR公式ホームページ「プワゾン ガール オー ドゥ パルファン」https://www.dior.com/ja_jp/beauty/products/Y0763220-%E3%83%97%E3%83%AF%E3%82%BE%E3%83%B3-%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%AA%E3%83%BC-%E3%83%89%E3%82%A5-%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3-%E3%82%AA%E3%83%BC-%E3%83%89%E3%82%A5-%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3

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