今回は「JO MALONE LONDON(ジョーマローン)オスマンサス ブロッサム コロン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
オスマンサスブロッサムは、中国の銀木犀の花にインスピレーションを受けて生み出された香水で、ブロッサムズ コレクションの中で時々 限定登場する香りです。
オスマンサスの匂いはあまり強くなく、ウォータリーで軽やかな香りが続きます。
この記事はこんな方にオススメ!
・ジョーマローン、オスマンサスブロッサムの香りについて詳しく知りたい
・爽やかで軽い花の香りが好き
・金木犀ではなく、銀木犀の香水が欲しい
JO MALONE(ジョーマローン)オスマンサスブロッサムとは?
香水の基本情報
タイトル:OSMANTHUS BLOSSOM Cologne(オスマンサスブロッサム コロン)
ブランド:JO MALONE LONDON(ジョーマローン ロンドン)
香調:ハーバル、ウォータリー、フローラル
調香師:マリー・サラマーニュ
発表:2013年
- AD –
JO MALONE ジョーマローン ロンドン オスマンサス ブロッサム コロン ジョー マローン OSMANTHUS BLOSSOM COLOGNE 100ml |
トップノート:プチグレン、シトロン、バイオレットリーフ
ミドルノート:オスマンサス、オレンジブロッサム、アプリコット、スエード
ラストノート:カシミアウッド、ホワイトムスク、シダーウッド
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:5~5.5時間程度
放香性:★★☆☆☆ 弱い
ブロッサムズ オスマンサスブロッサムって、どんな香り?
トップノート:爽やかシトラス・ハーバル(25分)
トップノートはハーバルでアロマティック。
レモングラスのような草感と酸味のある、すっきり爽やかな香りになっている。
強いシトラス・ハーバルは5分程で弱まっていき、代わりにウォータリーでほんのり甘い匂いが出始める。
ミドルノート:オレンジブロッサムと青い桃(2時間)
瑞々しく透明感のある花の、ほの甘い香りが中心となる。
私の肌だとオスマンサスは香らず、オレンジブロッサムが最も強く出る。
そこに青く固い桃のような香りも混じる。
このあたりから、香りのベース部分に軽いウッディーも出始めた。
ラストノート:最後まで瑞々しい(3時間)
香りの変化は殆どないまま、香り立ちが淡くなりドライダウンへ向かう。
相変わらず「ウォータリーで ほの甘い花」に「軽いウッディーが少しだけ」といった構成になっている。
そしてそのままフェードアウトして、香りが終了となる。
全体的に瑞々しく爽やか。
ライトな香り立ちの香水だった。
▼▼ サンプルでお試ししたい方♪AD ▼▼
ジョーマローン オスマンサスブロッサム 2ml 香水 人気 レディース メンズ アトマイザー サンプル ミニ お試し 【宅配便 追跡保証有】 |
ジョーマローン/オスマンサスブロッサムの解説と感想
中国の銀木犀から生まれた香水
2013年に初登場してから、ちょくちょく「ブロッサムズ コレクション」の一員として再販される「OSMANTHUS BLOSSOM(オスマンサスブロッサム)」の香り。
直近では、2023年4月に限定登場していました。
オスマンサスとは「金木犀(キンモクセイ)」のこと。
日本でもよく庭木に使われており、秋にオレンジ色の甘く強い芳香を放つ花を咲かせます。
日本ではこの「金木犀」が一般的ですが、実は白い花を咲かせる「銀木犀(ギンモクセイ)」もあるんです。
というか、元々は銀木犀の方が原種にあたり、金木犀がその亜種なんですね。
そんなオスマンサスは中国が原産の植物。
本ページでご紹介している「オスマンサスブロッサム」は、「中国の銀木犀」にインスピレーションを得て生み出された香水です。
ギンモクセイの香りが花びらの間を通り抜ける空気感や、輝きを表現したいと思いました。
ギンモクセイはフルーティーでスエードのような香りを漂わせ、香りに重みのある他の白い花とは全く異なります。フレグランスに使用できる花の中で最もフルーティーな香りのある花だと思うので、ジョー マローンのスタイルの軽くエアリーな香りを作り出すのが課題でした。また、カシミアウッドと組み合わせることで、高揚感がありつつも柔らかさと説得力がベースにあるようにバランスを取りました。
ーマリー・サラマーニュ(ジョーマローン公式より)
金木犀と銀木犀の香りの違いが気になるところですが、匂い自体はよく似ているそうです。
ただし、銀木犀の方が芳香が弱く、花に近づかないと分からない程度に優しく香るのだそうですよ。
オスマンサス香水っぽくない
さて、香水「オスマンサスブロッサム」の香りについて。
個人的には、こちらの香水はオスマンサス香水っぽくないなぁと思ってしまいます。
私の肌だと、オスマンサスの香りは全然出てきませんでした。
(なんでかな。金木犀じゃなく銀木犀だから?)
オスマンサスはアプリコットのようなフルーティーさを持つ甘さが特徴的ですが、こちらの香水ではそういった香りも感じません。
その代わり、アプリコットというよりは「熟れていない、青く固い桃」のような、すっきりしたフルーティーさはあるように思いました。
また、ベースにカシュメラン(カシミアウッド/カシミアムスク)があるとのことですが、それの持つウッディー・ムスキーな温もりある香りも私には見つけられず…。
同コレクションのウォーターリリーと同時に購入したコフレの中の一本を使用しているのですが、オスマンサスブロッサムの方がむしろウォータリーな香りに思えます。
本来、どちらかというとドライな印象を与える「カシュメラン」が出てくるはずのラストでも、かなりウェット。
もうビッチャビチャ。
そんな訳で、瑞々しいフローラルがお好きな方は「オスマンサスブロッサム」も気に入るかもしれません。
また、同じオスマンサス香水でしたら「エルメス/オスマンサスユンナン」や「ニコライ/フィグティー」あたりがお好きな方は、こちらも好きかも。
まとめ
今回は「ジョーマローン、オスマンサスブロッサム コロン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
オスマンサスブロッサムは、中国の銀木犀をテーマにした香水ですが、オスマンサスの香りは強く出てきません。
ウォータリーでアロマティックな香りが続く香水です。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
★「瑞々しいオスマンサスの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。
今回は「HERMES(エルメス)オスマンサス ユンナン オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。 オスマンサスユンナンは、ホワイトティーのような明るく爽やかなお茶の香りと、最後にうっすらと出てく[…]
今回は「NICOLAI(ニコライ)フィグティー オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。 フィグティーは、「フィグ香水」や「ティー香水」というより、「オスマンサス香水」と言った方がしっくりくる香[…]
参考:JO MALONE日本公式サイト「ブリリアント ブロッサムズ」https://www.jomalone.jp/our-stories/brilliant-blossoms