今回は「DIOR(ディオール)メゾンクリスチャンディオール ジャスミン デ ザンジュ オードゥパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ジャスミンデザンジュは、はっきりとしたジャスミンの香りを主役に据えて、金木犀やフルーツの甘さや爽やかさを加えた香水です。
この記事はこんな方にオススメ!
・メゾンクリスチャンディオール、ジャスミンデザンジュの香りについて詳しく知りたい
・ジャスミンの香りが好き
・可愛い印象のフローラル香水を探している
DIOR(ディオール)メゾンクリスチャンディオール ジャスミンデザンジュとは?
香水の基本情報
タイトル:JASMIN DES ANGES(ジャスミン デ ザンジュ オードゥパルファン)
ブランド:CHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)
香調:フルーティー、フローラル
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表:2018年
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【テスター】 クリスチャンディオール Dior メゾンクリスチャンディオール ジャスミンデザンジュ 125ml [095912] |
トップノート:ベルガモット
ミドルノート:ジャスミン、オスマンサス、アプリコット、ピーチ
ラストノート:ホワイトムスク、バニラ
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4.5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
メゾンクリスチャンディオール ジャスミンデザンジュって、どんな香り?
トップノート:ライチ+シトラス(25分)
フルーティーで爽やかな香りから始まる。
「明確な強いシトラス」という香りでなく、ライチのようなあっさりした果物の香りにシトラス果汁を混ぜたような匂いになっている。
ほんのりとお花の香りも感じられる。
付けた近くを嗅ぐと金木犀の甘さがあるのがわかるが、体を動かした時にフワっと立ち昇るのはジャスミンの香りだ。
ミドルノート:ジャスミンが主役(1時間10分)
フルーティーさよりもフローラルの方が勝ってきたらミドルノートに入る。ミドルの中心は、ジャスミンのお花の匂いだ。
そして、それを支えるようにしてオスマンサスやピーチ、アプリコットなどの甘い香りが薄くベースに広がっているような感じ。
個人的にジャスミンの香りが大好きなので、このようにはっきりと「主役はジャスミン!」と言い切るような香りを感じられるのは嬉しい。
とても幸せなミドルノートだった。
ラストノート:優しいバニラ(3時間)
動いた時にフワっと感じる香りが”お風呂上がり”のようなクリーンな匂いに変化し、ラストノートに入ったことがわかる。
付けた近くをくんくん嗅ぐと、フレッシュなジャスミンの香りの続きに、少し粉っぽい甘さが混じっているのを感じる。
この甘みはバニラなのだろうが、こってり感はなく、バニラにしてはあっさりしている。
肌に馴染んでいくにつれバニラの甘さがもっと出てくるかなと思っていたけれど、意外とフレッシュフローラルのままで香りが続いた。
そして香りがどんどん薄れていきラストの一時間くらい、最後まで残っていたのはやはりバニラの匂いだった。
優しい甘味で大変心地良く、香りが消えていった。
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ディオール/ジャスミンデザンジュの解説と感想
天使が抱えるジャスミンの香り
メゾン クリスチャン ディオールのコレクションの一つ、「Jasmin Des Anges(ジャスミン デ ザンジュ)」の香りは、2018年に登場しました。
”Des Anges”は南フランス、ニースにある有名な海岸線”Baie Des Ange”=「エンジェルベイ」「天使の入り江」から来ているようですね。
羽を広げたような形を持つ美しいこの入り江は、まるで天使が海を抱きしめているようなロマンティックな土地です。
香水タイトルだけで、「天使がジャスミンを大事そうに抱きしめている」そんな画が脳に浮かび上がりました。
調香師のフランソワ・ドゥマシー氏は次のように語っています。
(抜粋)花々のフルーティな香りが空気を満たす初秋にグラースの花畑を訪れるのが特に好きです。この時期はジャスミンの最後の収穫が行われている頃で、甘美な芳香が漂います。夏の終わりに想いを馳せて調合されたジャスミン デ ザンジュは、砂糖漬けアプリコットのようなフローラル フルーティーの招待状です。
ーフランソワ・ドゥマシー
ニースから北西に30kmほどの距離にある、香水の街グラース。
いつか行ってみたい(そしてそこでオリジナル香水を作ってみたい)グラースに満ちる、ジャスミンの香り。
それをフルーツの甘い匂いとともに香水に仕立てたのが、「ジャスミン デ ザンジュ」という香りなのです。
ジャスミンをしっかり感じる香水
香水のテーマが素敵すぎて前置きが長くなってしまったのですが、肝心の香りについてお話したいと思います。
最初はフルーティーで爽やかな香りから始まります。
金木犀の甘さが時々感じられるので「ん?このままオスマンサスに寄って行ってしまうのだろうか?」とちょっと不安になったりもします。
でも心配ご無用。
ミドル以降の主役は、間違いなくジャスミンの香りです。
ブワァーっと広がる華やかなジャスミン香と言うよりは、”キュンと可愛らしい”印象を受けます。
甘いアプリコット等のフルーツの香りが、そのように感じさせているのかなと思いました。
フルーツの香りはあくまで添えられている形で、メインになっているのはジャスミンの方です。
ツンとしたインドール臭もあるものの、フルーツのおかげで付けやすいジャスミンの香りになっていると思います。
とはいえ、かなりしっかりジャスミンを感じるので「ジャスミンが入った香り」ではなく「ジャスミンそのものの香り」が好きな人向けかなと、個人的には思いました。
まとめ
今回は「メゾンクリスチャンディオール ジャスミンデザンジュ オードゥパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ジャスミンデザンジュは、ジャスミンの香りをしっかり楽しめる香水。
フルーツの香りが加わることで、可愛らしい雰囲気と付けやすさのあるフローラルになっています。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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引用・参考:DIOR公式ホームページ「メゾンクリスチャンディオール ジャスミンデザンジュ」https://www.dior.com/ja_jp/products/beauty-Y0742427-%E3%82%B7%E3%82%99%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%B3-%E3%83%86%E3%82%99-%E3%82%B5%E3%82%99%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%99%E3%83%A5-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9