【リキッドイマジネール】ドン ローザとは?シャンパンと薔薇の香り

今回は「LIQUIDES IMAGINAIRES(リキッドイマジネール)ドンローザ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

ドンローザは、辛口のシャンパンローズを合わせた香り

トップ・ミドル・ラストとローズの香り方がどんどん変化していき、その模様が非常に美しい香水です。

ページ後半で、ドンローザ ミレジメとの香りの違いについてもお伝えしています。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・リキッドイマジネール、ドンローザの香りについて詳しく知りたい

・シャンパンの香りがする香水に興味がある

・ドンローザとミレジメの違いが知りたい

LIQUIDES IMAGINAIRES(リキッドイマジネール)ドンローザとは?

香水の基本情報

タイトル:DOM ROSA Eau de parfum(ドンローザ オードパルファム)

ブランド:LIQUIDES IMAGINAIRES(リキッドイマジネール)

香調:フローラル

調香師:ソニア・コンスタン

発表:2013年

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リキッドイマジネール LIQUIDES IMAGINAIRES ドンローザ EDP 100ml [394036]

トップノート:シャンパン アコード、グレープフルーツ、ペアー

ミドルノート:ダマスクローズ、クローブ、インセンス

ラストノート:ウッディー アコード、シダーウッド、ベチバー、ガイアックウッド

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:4.5~5時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【リキッドイマジネール】ドンローザのイメージチャート

ドンローザって、どんな香り?

トップノート:辛口のシャンパン(20分)

無糖ジンジャエールのような辛みと、シュワシュワ弾ける炭酸感。

セロリ系の風味豊かな青さと苦み、それとフルーティーな匂いも混じり、確かにシャンパンのような香りになっている。

シャンパンの下では、スパイシーで酸味もあるローズが香っている。

ミドルノート:切り花の薔薇とインセンス(2時間)

炭酸っぽさが落ち着き、ミドルに入る。

ここでの主役はローズの香りだ。

スパイシーでやや暗めのローズの花の香りと、葉や茎の青々しい香り。

 

トップで「セロリ」と感じていたものは、ミドルではバラの葉・茎に転じる。

まるで花瓶に活けられた切り花の赤いバラから、強い芳香が漂っているかのようだ。

ミドルに入ってから20分程すると、インセンス(お香)のスモーキーさも重なり出す。

ラストノート:甘くスモーキーなウッディー(2.5時間)

スモーキーでほんのり甘いウッディーが重なり、ドライダウンに向かう。

ガイアック程にモクモクと煙っぽい香りではなく、ローズウッドの匂いに思えた。

そしてそのまま香りが淡くなっていき終わる形だった。


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リキッドイマジネール/ドンローザの解説と感想

「薔薇のシャンパン」の香水

フランスのデザイナーPhilippe Di Meo(フィリップ・ディ・メオ)氏が立ち上げた香水ブランド、「Liquides Imaginaires(リキッドイマジネール)」。

本ページでご紹介しているのは、ブランドを代表する香り「Dom Rosa(ドンローザ)」です。

 

ドンローザの魅惑的な香り体験。

ただでさえ魅惑的なのに、そのうえ炭酸泡の魔法のタッチが加わった、人を魅了するシャンパンのスパークリングな香りです。

花の女王にインスピレーションを得たこの蠱惑的なフレグランスは、静かなブドウ畑とそれが育つ白亜質土壌を思い起こすような、フルーティー・ウッディーな香りを伴ったバラの魔法と美しさを表現しています。

ーLiquides Imaginairesホームページより(たゆた訳)

 

ドンローザはブランドの説明通り、一言で表すなら「バラのシャンパン」といった香りがします。

ちなみに調香は香水ブランドELLA K(エラケイ)の創設者である、Sonia Constant(ソニア・コンスタン)氏が手掛けていらっしゃいます。

シャンパンの香りと、ローズの移り変わりが素晴らしい

私がドンローザで素晴らしいと思う点は、2つあります。

まずは「シャンパンの香りの再現力」です。

シャンパンの香りは主にトップノートで登場しますが、ここでは辛口なシャンパンの強い発泡感やフルーティーさとほろ苦さを感じることができます。

 

そして2つめは「ローズの香りの移り変わりの美しさ」です。

トップでは水盆に赤いバラの花の部分だけを並べて、そこにシャンパンを注いだようなイメージ。

花弁にびっしり付いた泡が、パチパチとはぜるような香りになっています。

 

ミドルに入ると青々とした葉・茎を持つバラの切り花へと変化します。

そのバラは窓辺で陽光を乱反射させるクリスタルの花瓶に活けられているのですが、途中でインセンス(お香)が香り出すと、まるでレースカーテンが花に覆い被さったようなイメージの変化をもたらします。

バラのシルエットをぼやかし、少しミステリアスな雰囲気が出るのです。

 

さらにラストノートでは、ローズウッドのようなスモーキーでほんのり甘いウッディーが重なります。

ここまでくると乾燥した香りに変化し、赤ではなく少し茶色がかった”セピア色”のバラになるのです。

生花ではなく、セミドライフラワーくらいのシワっとした感じ。

ラストはアンティークっぽさのあるローズ香になっていました。

ドンローザとミレジメの香りの違い

最後に、ドンローザとドンローザ ミレジメの香りの違いについてご紹介したいと思います。

この2つは基本的にはよく似た香りになっています。

(なので、ミレジメの方は個別でレビューページを設けません。)

 

ミレジメでは、トップのスパイシーさの部分に「クミン」のようなカレーっぽい香りを感じました。

そして青い部分は通常のドンローザは「セロリ」に思えましたが、ミレジメでは「コリアンダーの葉」のような感じ。

カレーでコリアンダーなので、私のイメージ的にはちょっとオリエンタル寄り。

 

そしてローズの香りも、ミレジメの方が厚みがあるように感じます。

通常ドンローザは「真っ赤なバラ」ですが、ミレジメは「深紅の薔薇」という感じ。

 

ラストのウッディーノートはどちらもスモーキーですが、ミレジメの方が「木の渋み」が強いように思います。

こちらはローズウッドではなく、ガイアックっぽい香りになっていました。

まとめ

今回は「リキッドイマジネール/ドンローザ オードパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ドンローザは、シャンパンとローズを組み合わせた軽やかな香水です。

同ミレジメも基本的にはよく似ていますが、ミレジメの方が香りに厚みがあります。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「炭酸のシュワシュワ」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:LIQUIDES IMAGINAIRES公式ホームページ「DOM ROSA」https://www.liquidesimaginaires.com/products/dom-rosa

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