今回は「THoO(トゥー 旧:ザハウスオブウード)ワット アバウト ポップ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ワットアバウトポップは、香ばしいポップコーンやミルクキャラメル、溶かしバターなどの美味しい香り。
グルマンな香りが続きますが、ラストは樹脂系の甘さに変化していきます。
この記事はこんな方にオススメ!
・トゥー(ザハウスオブウード)、ワットアバウトポップの香りについて詳しく知りたい
・ポップコーンが好き
・香りが長続きする香水が欲しい
THoO(トゥー/ザハウスオブウード)ワットアバウトポップとは?
香水の基本情報
タイトル:What About Pop Eau de Parfum(ワットアバウトポップ オードパルファム)
ブランド:THoO(トゥー)※旧:ザ ハウス オブ ウード
香調:グルマン
調香師:Cristian Calabrò(クリスチャン・カラブロ)
発表:2019年
トップノート:塩味ポップコーン、ホーソン(サンザシ)、キャラメル
ミドルノート:月下美人、ミルククリーム、バニラ
ラストノート:アンバー、エボニー(黒檀)、ベチバー、ベンゾイン
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:8~8.5時間程度
放香性:★★★★☆ 強い

ワットアバウトポップはどんな香り?
トップノート:香ばしいポップコーンと溶かしバター(20分)
ローストしたアーモンドや少し焦げ感のあるポップコーンの香ばしさ、そこに溶かしバターのような塩気と甘みが加わっている。
ベースにはバニラ系の甘みもあって、とても美味しそうな香りが広がる。
ミドルノート:キャラメルとバターの濃厚な甘さ(1.5時間)
練乳やキャラメル、バターを混ぜたような、ミルク系の濃厚な甘さと少々の塩気を感じる。
桃の果汁を煮詰めたような、とろっと甘いフルーティーさも混じっている。
ノートには月下美人の香りがリストされているが、私にはフローラルは感じられず、ひたすらグルマン系の香調が続く。
ラストノート:樹脂系の甘さに変化していく(6.5時間)
甘さがマイルドになり、これまでグルマン一辺倒だったのが、仄かな木の香りも混じり出し、樹脂系の甘さへと変化していく。
香りの中心に居るのは、キャラメル感のあるベンゾイン。
時間と共にウッディーさは増し、アンバーの甘みや木の辛みが最も長く肌に残った。
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ワットアバウトポップの解説と感想
遊び心のあるポップコーンの香り

イタリアのニッチ香水メゾン THoO(トゥー)より、2019年に発売された「What About Pop(ワットアバウトポップ)」の香り。
What About Popを日本語にすると、「ポップはいかがですか?」となります。
popとは「ポンと飛び出してきた目新しい様」や「大衆的で人気のある様」という意味も持っています。
このタイトルのPOPはこの香水の主人公であるポップコーンを指していますが、それと同時に「目新しい香りはいかが?」「気楽に使える人気者な香りだよ~」という意味も含ませているのですね。
ブランドによると、ワットアバウトポップはこんな香りだそう。
共謀、感情体験、かけがえのない瞬間への献身。これらの魅力的で官能的なダイナミクスを物語るフレグランス。
毎日の慌ただしい生活から逃れ、「遊び心ある休息」に満ちた大切な日々を満喫する私達のように、魂を温める美味しく魅惑的で柔らかな香りです。
ワットアバウトポップは、最初はサクサクの塩味ポップコーン。次いで美味しいキャラメルで覆われていきます。
ユニークで希少な月下美人の繊細な花がベルベットタッチのミルククリームの上に咲き、官能的なバニラ香料に寄せたり離れたり。
これは、香りにかつてない程の持続性を与える特徴的なウッディーによって、気高く描写された出会いの魔法。
-THoO公式ホームページより(たゆた訳)
塩味、溶かしバター味、キャラメル味…美味しい香り

さて、ワットアバウトポップを肌に一噴き。
最初は、香ばしいポップコーンの香りから始まります。
塩味のポップコーンに溶かしバターをまぶし、そこに砕いたアーモンドをパラパラと振りかけたような美味しそうな香りです。
それがミドルノートになると練乳やキャラメルの風味が加わり、塩バター味だったのがキャラメルでコーティングされたポップコーンへと変化していくのです。
トップも甘い香りですが、この段階ではまだ香ばしさも強いです。
それに比べて、ミドルノートでは香ばしさが薄まりかなり甘さが主張してきます(ミドルが最も甘い感じ)。
話が変わりますが…。
年にたった数回だけ、それも夜に開花し朝には萎んでしまう儚い花、月下美人。
この香水には、そんな月下美人の豊かなホワイトフローラルが加わっているそうです。
ですが、私には全然フローラル要素が感じ取れず…。肌との相性の問題かもしれないですね…残念。
そんな訳で、私が付けるとワットアバウトポップは「甘ーいグルマンが続き、最後は樹脂系に着地する」という割とシンプルな構造となっています。
ポップコーン好きな人、キャラメル系の甘い香りが好きな人、香り立ちや持続性が高いものが欲しい人…ワットアバウトポップはいかがでしょうか。
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参考:THoO公式ホームページ「What About Pop」https://thoo.it/product/what-about-pop/