【キャロン】タバック・ノワールとは?もったり苦甘い樹脂の香り

今回は「CARON(キャロン)タバック・ノワール オードパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

タバックノワールは、樹脂系のアニマリックで重いウッディーノートと甘さを感じさせる香水です。

タバコっぽさは少なめ、オリエンタル系の温もりある香り。

この記事はこんな方にオススメ!

・キャロン、タバックノワールの香りについて詳しく知りたい

・樹脂系の甘い香りが好き

・タバコ香水が好き

CARON(キャロン)タバック ノワールとは?

香水の基本情報

タイトル:Tabac Noir Eau de Parfum(タバック・ノワール オードパルファン)

ブランド:CARON(キャロン)

香調:ウッディー、オリエンタル

調香師:ジャン・ジャック(Jean Jacques)

発表:2019年

ノート:

バルカン産タバコ アブソリュート、ハニー、インドネシア産パチョリ、ラブダナム、マダガスカル産ペッパー、パピルス、トンカビーン アブソリュート、バニラ ノート、中国産シダー

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:6.5~7時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【キャロン】タバック・ノワールのイメージチャート

タバック ノワールって、どんな香り?

トップノート:樹脂の重くもったりした香り(20分)

温もりとずっしり重いウード系の甘み、ウッディーさとパチョリの湿った土の匂い。

そこにアニマリックな、タール様の粘度の高い香りが重なっている。

タバコリーフのスパイシーさも感じるが、乾燥させた葉っぱのドライな感じではなく、樹脂系のもったりした香りだ。

ミドルノート:ドライフルーツとハニーだが、グルマンではない(1時間)

スパイシーさがなくなり、ドライフルーツ系のもっちりした甘さが出てきた。

アニマリックな要素については、さっきまでタール系だったのに、いつの間にかハニー系に変わっている。

暗く重いパチョリや樹脂っぽさは続いており、ドライフルーツやハニーといっても「明るく美味しいグルマン」になる訳ではない。

ラストノート:バニラが出てくる(5.5時間)

ドライフルーツやハニーは薄れる。

暗い樹脂系の香りは残るが、これも薄まっている。

パチョリは、ピュアココアパウダーのような香り方に変化。

そしてそこにバニラの甘さが重なっている。

アニマリックなねっとり感は多少残っているが、レザーっぽさは出なかった。


▼▼ タバコ香水いろいろ♪AD▼▼

【公式】フィンカ オヴェルタ 赤い掟 FINCA OVERTA 香水(オードトワレ) タバコバニラの香り

\ポイント5倍/マンセラ レッド タバコオードパルファム120ml 香水 メンズ MANCERA RED TOBACCO EDP [1864] [fns]

解説と感想

老舗ブランドの作る、タバコ香水

フランスの老舗香水メゾンCARON(キャロン)から登場した4つの香り、「タバック・ブロン(1919年)」「タバック・ノワール(2019年)」「タバック・エクスキ(2020年)」「タバック・ブラン(2022年)」。

これらは、ブランドの中でも「タバコ コレクション」と呼ばれています。

その大元となったのは、「狂乱の時代」と呼ばれた20年代フランスに生まれたタバック・ブロンの香り。

キャロンによると、タバコ アブソリュートにはホワイトティーや穀物、ハチミツのような香り、そしてアニマリック・レザー調の香りといった多面的なノートが備わっているそう。

そんなタバコの香りを存分に活かして作られたのが、タバココレクションの香水たちなのですね。

さて、TABAC NOIR(「黒のタバコ」という意味)は、こんな香りです。

(抜粋)ハチミツの香りとトンカビーン アブソリュートが、タバコ アブソリュートの美味しそうなまろやかさを強調しています。

シスタス ラブダナムは、自然なレザリーさに抑揚を持たせて。

タバック・ブロンで使われたのと同じレザーノートが、さらに深みをもたらすのです。

香りの中では、パピルスの温もりとシダーウッドのスモーキーさに、オリエンタルな芳香を持つパチョリ エッセンスがウッディーノートを運んできます。

東洋の夜の熱狂へと誘うタバック・ノワールは、力強さと官能性を融合した魅惑のレザー香水です。

ーCARON公式ホームページより(訳・たゆた)

樹脂系の香りが強い

タバコノートと言えば「乾燥したスパイシーさ」や「煙っぽさ」「苦み」を感じられる香りが多いと思います。

しかしタバックノワールではそれらは少なく、樹脂のようなもったりしたウッディーと甘さを強く感じました。

タバコ香水としては、ちょっと変化球な感じ。

ところで、タバック・ノワールはモンタル/ダークバニラにちょっと似てるかも。

ダークバニラはカラメルっぽい苦甘さがありますが、タバックノワールもタバコ・樹脂の苦み・甘味・暗さといったものを感じさせます。

個人的にはダークバニラの方が香りの変化がダイナミックで、付けていて面白さを感じるかな。

付け始めからドライダウンまで重い香りが続きますが、香りの強さ・拡散力は程々です。

とはいえ、香調的にオフィス向けではないでしょうし、デートにも向かなさそう。

秋冬向け、夜向け、まったり過ごす時間向けの香りだと思いました。

★「タバコの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

関連記事

今回は「SERGE LUTENS(セルジュ ルタンス)エクラン ドゥ フュメ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。 エクランドュフュメ(煙の煌めき)は、「タバコ・カカオ・ラム」がキーとな[…]

【セルジュルタンス】エクランドゥフュメ(煙の煌めき)、詳しい香水レビュー/口コミ
関連記事

今回は「Santa Maria Novella(サンタ マリア ノヴェッラ)トバッコ トスカーノ オーデコロン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。トバッコトスカーノは、スモーキー・ウッディーにバニラ・アンバー系[…]

【サンタマリアノヴェッラ】トバッコトスカーノの香りとは

参考:CARON公式ホームページ「Tabac Noir」https://www.parfumscaron.com/products/tabac-noir

Xやってます。香水好きさん、ぜひ繋がりましょう。

お気軽にフォローやコメントいただけたら小躍りして喜びます!