【ジェイセント】ほうじ茶の香水レビュー|茶葉ではなくラテの香り

今回は「J-Scent(ジェイセント)ほうじ茶(Roasted Green Tea)オードパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

ほうじ茶は、ナッツの香ばしさミントのアクセント、そしてスモーキーな苦み・渋み等を掛け合わせて再現された「ほうじ茶」の香り。

ほうじ茶ラテのような優しい甘さも感じさせます。

この記事はこんな方にオススメ!

・ジェイセント、ほうじ茶の香りについて詳しく知りたい

・ちょっと変わったティー系香水が欲しい

・ナッツ系の甘さやパウダリーな甘さが好き

J-Scent(ジェイセント)ほうじ茶とは?

香水の基本情報

タイトル:ほうじ茶/Roasted Green Tea Eau de Parfum(ホウジチャ/ローステッド グリーンティー オードパルファム)

ブランド:J-Scent(ジェイセント)

香調:ティー

調香師:ー

発表:2017年

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トップノート:ココナッツ、ピーナッツ、海苔

ミドルノート:ジャスミン、ミント、ウィンターグリーン

ラストノート:イリス、シダーウッド、バニラ、クローバー

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:4~4.5時間程度

放香性:★★☆☆☆+ 弱い~やや強い

ほうじ茶って、どんな香り?

トップノート:ココナッツ・ピーナッツとミント+香ばしい香り(20分)

ココナッツ、ピーナッツの甘さに、ペパーミント系の清涼感とスペアミント系のハーバルな甘さが重なっている。

海苔のノートがリストされており香ばしさも感じるのだが、焼き海苔のパリっとした香りとは違う。

ミドルノート:ほうじ茶の香り(1時間)

ガイアックウッドのような、スモーキーな渋みと苦みが薄く重なる。

全体的に香りが馴染んで、「確かにほうじ茶っぽいな」と思える香りになってきた。

ほうじ茶の茶葉そのもののような強い香ばしさは無く、和食系の飲食チェーン店で出して下さる温かいほうじ茶(銀のポットに入っているやつ)の香りがイメージに近い。

ラストノート:パウダリーな甘さ(3時間)

スモーキーな渋みと苦みは残り、その他の要素は弱まる。

そこにアイリスのパウダリーさと、粉っぽいバニラの甘さが重なってきた。

最終的にはこの甘さが中心となってドライダウンするのだが、「グルマン」と呼ぶほどに濃厚な甘さにはならない。

最後まで優しい甘味を感じさせる、あっさりめの香水となっていた。


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解説と感想

再現された「ほうじ茶」の香り

2017年、J-Scent(ジェイセント)のブランド立ち上げと同時に登場した3つの香り「ほうじ茶・沈香・和三盆」。

本ページではその中の一つ、「ほうじ茶/Roasted Green Tea」についてご紹介しております。

J-Scentは、「和の香り」をテーマにした日本の香水ブランド。

第一弾に出す香りが、「緑茶」ではなく「ほうじ茶」というチョイスが良いですよね!

昔、焼き物のお店で茶香炉を焚いていらっしゃる所がありました。

店先にまで広がる豊かな芳香、強い香ばしさ、お茶の匂い。

緑茶を丁寧に混ぜながら炙っていくとほうじ茶になるのですが、私にとって「ほうじ茶」といえばそのお店に広がる香りを思い浮かべます。

こちらの香水はそういった深い香ばしさや茶葉の香りとは違うのですが、ミドルノートの辺りで「湯呑に入ったほうじ茶っぽい香り」が出てきました。

こちらを付けて「わぁ!ほうじ茶だ!」とはならないけれど、「ほうじ茶の香りですよ」と差し出されれば「うん、そうかも?」と納得するかな…くらいの感じ。

赤と青を混ぜて紫を作るように、ナッツの香ばしさ、ミントのアクセント、スモーキーな渋み・苦み――こういったものを掛け合わせ、ほうじ茶の香りを再現しているのでしょう。

トップ~ミドルでこれら要素がバラバラと出てくるのですが、次第にほうじ茶の香りに纏まっていく様が面白いと思いました。

ほうじ茶ラテっぽさもある

さて、ジェイセント・ほうじ茶を肌に一噴き。

最初の辺りは、ココナッツやピーナッツのクリーミーさも感じられます。

その影響か「ほうじ茶ラテ」のような香りにも思えました。

そこから一旦「ほうじ茶」になって、ラストでパウダリーなバニラやアイリスの甘さが出てくることで、再び「ラテ」化。

これらのクリーミーさや甘さは控えめで、グルマン系のノートになることはありません。

家で淹れたほうじ茶に牛乳を入れて作ったみたいに、ちょい薄め、あっさりめのほうじ茶ラテとなっていました。

蛇足ですが…。

ノートに出てくる「ウィンターグリーン」について、最後にちょこっと説明を。

ウインターグリーンはツツジ科の植物。

食用にもされる小さな赤い実をつけ、枝・葉はハーブティーにも使われます。

何でここでわざわざ説明を入れたかというと、このウィンターグリーンは特徴的な”湿布”の匂いを持っているから。(サロンパスの匂いとも言う)

「ほうじ茶」の中ではあまり香りませんが、私この匂いが好きでして。

他にも湿布好きの同志がいらっしゃるかと思い、追記してみました。

AD この歯磨き粉、笑けるくらい湿布味(匂い)なのよ。私も4~5年使っていたが、家族が「湿布すぎて無理」と言ったため断念…。ウィンターグリーン好きさんにはマジで試して欲しい。

★「和を感じるお茶の香り」がお好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:J-Scent公式ホームページ「W01 ほうじ茶 / Roasted Green Tea オードパルファン」https://www.luz-store.com/view/item/000000000207

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