今回は「DIOR(ディオール)ミスディオール ローズ&ローズ オードゥトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ミスディオール ローズ&ローズは、爽やかなバラ、パウダリーで甘いバラ、ムスキーな石けん調のバラと、様々な表情のローズが楽しめる香水です。
明るく可憐な雰囲気と上品なフェミニンさ。その両方を感じさせるローズ香水。
この記事はこんな方にオススメ!
・ディオール、ミスディオール ローズ&ローズの香りについて詳しく知りたい
・バラの香りが好き
・パウダリーな香りも好き
DIOR(ディオール)ミスディオール ローズ&ローズとは?
香水の基本情報
タイトル:Miss Dior ROSE N’ROSE Eau de Toilette(ミスディオール ローズ&ローズ オードゥトワレ)
ブランド:Dior(ディオール)
香調:フローラル
調香師:François Demachy(フランソワ・ドゥマシー)
発表:2020年
AD
![]() |

トップノート:イタリア産マンダリン、ベルガモット、ゼラニウム
ミドルノート:グラースローズ、ダマスクローズ
ラストノート:ホワイトムスク
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4.5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い

ミスディオール ローズ&ローズは、どんな香り?
トップノート:爽やかなローズ(30分)
トップからバラの香りが広がる。
フレッシュで、ほんのり苦みを含んだ「搾りたてレモン果汁」みたいな爽やかさと、ピオニーのような軽やかさを持ったローズ香だ。
ミスディオールシリーズでよく登場する「フルーツキャンディーのような甘さ」も、控えめながら重なっている。
ゼラニウムが入っているとのことだが、葉っぱ系のグリーンさは感じなかった。
ミドルノート:パウダリーなローズ(1時間)
フレッシュなローズから、パウダリー系ローズに変わってきたらミドルノートに入る。
明るく軽やかで、柔らかい甘さを持った”ピンク色”のローズ香だ。
奥の方には「ローズ石けん」のような、ムスキーな香りも広がっている。
ラストノート:ムスキーなローズ(3時間)
パウダリーさも薄れ、「ローズ石けん」のような香りが中心となってドライダウンに向かう。
滑らかで、サラサラ感のあるムスク系の清潔感と甘さ。
お風呂上りに、「ローズの香りのボディーパウダー」をポフポフしているみたいだと思った。
最後の方は薄くパチョリも出てきて、しっとり色っぽい雰囲気に。
でもシプレに傾く程に強く出ないし、暗い香りになることもなかった。
▼▼ まずはサンプルでお試し♪AD▼▼
![]() |

![]() | クリスチャン ディオール CHRISTIAN DIOR ミス ディオール ローズ&ローズ EDT 5ml ミニチュア 【ミニ香水】【当日出荷_休止中】【割引クーポンあり】 |

ミスディオール ローズ&ローズの解説と感想
薔薇で溢れかえるような、新しいミスディオール

2020年に発売されたミスディオール シリーズの新しい香り、「MISS DIOR ROSE N’ROSE(ミスディオール ローズ&ローズ)」。
N’はandの省略形ですので、こちらを日本語にすると「バラ…そしてバラ」となるでしょうか。
このタイトルに相応しく、ローズ&ローズは色々な表情のバラが溢れんばかりに香る香水となっています。
ミスディオールのシリーズでは、花の要素はローズ系とジャスミン系に分かれますが、こんなにローズ中心となっている香りは他には無いかと思います。
ですので、既存の”ミスディオール”を焼き直しするような形ではなく、ミスディオールの新ラインとして出てきたのがローズ&ローズなのですね。
(抜粋)一面に広がるグラースの花畑に包まれる感動を再現したオードゥ トワレ、ミス ディオール ローズ&ローズ。まるで腕いっぱいにバラの花束を抱えたように、溢れんばかりのグラース ローズの花びらが、みずみずしいベルガモットと弾けるフレッシュでカラフルなスパークリング フローラルの香り。
-Dior公式ホームページより
ミス ディオール ローズ&ローズでは、一輪のバラではなく、溢れんばかりのバラを表現したいと思いました。自然を前に沸き立つ感情、例えば子供の頃、バラが一面に咲く5月の花畑を初めて見た時の感動を再現したかったのです。
―フランソワ・ドゥマシー
爽やか、パウダリー、ソーピー…色んな表情のバラの香り

さて、ドゥマシー氏が「一輪のバラではなく、溢れんばかりのバラを表現した」とおっしゃっていますが、ほんとそのような香りになっていると思います。
センティフォリアローズのような、ピンクの花びらのフリルを何重にも重ねた姿が脳裏に浮かびます。
それも1輪ではなく、何百…何千と見渡す限りバラの海原が広がっているボリューム感。
ローズにフォーカスして、香りを振り返ってみましょう。
まずトップでは、爽やか系のローズが香ります。
生花のバラにレモン果汁を振りかけて、太陽熱でその香りが一気に拡散したようなイメージ。
それが徐々に変化し、ミドルノートではパウダリー系のローズ香へと繋がっていきます。
化粧品的な粉の甘さとバラ…。明るく、かなりフェミニンな香りです。
私はパウダリー好きなのでこの部分も大好きですが、パウダリー系が苦手な方は好みに合わないかもしれません。
そして、ラスト。
今度はムスク系のクリーンな甘さが重なり、ローズ石けん調の香りに。
ほんの僅かにパチョリが出てくるように思いますが、暗く傾くことはなく、明るい香調のまま終わっていきました。
ミスディオールのシリーズは、最後パチョリで締めるものが多いです。
ローズ&ローズの「パチョリがちょっと顔を出す感じ」も、ミスディオールらしいと思いました。
また、キャンディー様の甘さがローズ&ローズの中にもありますが、こちらもミスディオールに共通する要素ですよね。
全体を通して、可憐かつエレガントなバラの香りが続きます。
バラが好きな方、パウダリーが好きな方、明るい香りが好きな方は、ローズ&ローズも好みに合うんじゃないかな。
ぜひ、お試しください。
「パウダリーなバラ」が好きな方はこちらの記事もオススメです。
今回は「LES PARFUMS DE ROSINE(パルファンロジーヌ パリ)ビュルドローズ オードパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。 ビュルドローズは、「バラの泡」という名前の香水です。[…]
今回は「FREDERIC MALLE(フレデリック マル)リップスティックローズ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。 リップスティックローズは、”口紅そのもの”のような香りから、キャン[…]
参考:Dior公式ホームページ「ミス ディオール ローズ&ローズ」https://www.dior.com/ja_jp/beauty/products/%E3%83%9F%E3%82%B9-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA-Y0996086.html