今回は「Le Labo(ル ラボ)フルール ドランジェ 27 オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
フルールドランジェ27は、明るく爽やかなオレンジの花の香り。
アロマティックで瑞々しいシトラスフローラルに、花の蜜のような甘さが重なります。
この記事はこんな方にオススメ!
・ルラボ、フルールドランジェ27の香りについて詳しく知りたい
・オレンジの花の香りが好き
・結婚式にぴったりな香水を探している
Le Labo(ル ラボ)フルール ドランジェ27とは?
香水の基本情報
タイトル:FLEUR D’ORANGER 27 Eau de Parfum(フルール ドランジェ 27 オードパルファム)
ブランド:Le Labo(ル ラボ)
香調:シトラス、フローラル
調香師:Françoise Caron(フランソワーズ・キャロン)
発表:2006年
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ノート:
レモン、ベルガモット、プチグレン、オレンジブロッサム、ムスク
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い

フルールドランジェ27はどんな香り?
トップノート:シトラスの酸味とアロマティックな香り(20分)
レモンの鋭い酸味と、ベルガモットのほろ苦い香りから始まる。
そこにバスクリンっぽさのあるアロマティックなネロリと花粉っぽさのあるフローラル、そして花蜜様の甘みも重なっている。
ミドルノート:フローラルの甘さが強まる(1時間30分)
トップは香り立ち強めだが、それが落ち着いてくる。
シトラスの酸味も落ち着き、オレンジブロッサムの「オレンジとジャスミンの中間」のような香りへと変化していく。
トップからある「花蜜のような甘さ」も続いている。
ラストノート:瑞々しいシトラスフローラルと花の蜜(3時間)
ミドルからの香りの変化は少なめ。
ジャスミン系の花の甘さは弱まり、瑞々しいシトラスフローラル+花蜜といった香りでドライダウンした。
全体を振り返っても香りの変化は少なく、シングルノート様のシンプルな香調。
ユニセックスに使いやすいが、どちらかというとレディース寄り。
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フルールドランジェ27の解説と感想
とてもリアルな「オレンジの花」の香り

2006年にルラボがローンチされ、その初期からある香り「FLEUR D’ORANGER 27(フルールドランジェ27)」。
FLEUR D’ORANGERとは「オレンジの花」という意味です。
そんな香水タイトルが示す通り、明るく爽やかなシトラスフローラルの香りとなっています。
まずは、ブランドによる香りの説明からご紹介しますね。
創作に3年を超える月日を費やした、ナチュラルで唯一無二なオレンジブロッサムのクリエーション。
フレッシュフローラルとレモン調の香りで元々の気高さを際立たせ、太陽を感じさせる瑞々しいベルガモット、プチグレインとレモンに、ムスクを加えて仕上げました。
鮮烈かつデリシャスな曖昧さを兼ね備えた魅惑的なアコードを奏でます。
-LE LABO日本公式ホームページより
フルールドランジェ27は、3年以上もの期間をかけて作り上げられた香りだそうです。
調香は女性調香師の先駆けである、フランソワーズ・キャロン氏。
ルラボの香水タイトルに入っている数字は「使われている香料の数」ですが、フルールドランジェ27はそんなに沢山の種類が組み合わさっているとは感じさせない、とてもシンプルでナチュラルな香りとなっています。
鼻で感じ取れるのはレモン・ベルガモット・ネロリ・オレンジブロッサム・花の蜜の匂いくらいで、余分なものは感じさせない。
長い期間をかけて丁寧に丁寧に香りを微調整し、花の咲いたオレンジの木の側に居るような、リアルな香りを作り上げていったのだろうなと思わせる香水です。
花の蜜のような爽やかな甘さ、幸せにあふれるフローラル

私がフルールドランジェ27で最も良いと思うのは、「花の蜜のような甘さ」が重なる部分です。
爽やかな5月の風に揺れる、オレンジの白い花。深呼吸したくなる甘い匂い。
明るく健全で美しい、多幸感のあるフローラルだと思います。
オレンジブロッサムは、ヨーロッパでは結婚式に使われる花でもあります。
ギリシャ神話でゼウスが妻・ヘラに贈った花がオレンジブロッサムで、そこから花嫁の頭に花飾りを付ける風習も生まれたのだとか。
イギリス王室のウェディングにも、必ずどこかにオレンジの花が取り入れられていますね。
ちなみにウィリアム皇太子とキャサリン妃の結婚では、ジョーマローン/オレンジブロッサムのキャンドルが焚かれていました。
●ジョーマローン/オレンジブロッサムについて、詳しくはこちらから
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フルールドランジェ27は、まさにそんな幸せいっぱいのウェディングに相応しい香りだと思います。
一方で「リアルなオレンジの花」のようなシンプルな香りで、トップからラストまでの変化も少ないので、香水としての”面白さ”には欠けるかもしれません。
個性が強い香りでもないですしね。
とても良い香りではありますが、爽やかオレンジブロッサム系の香水は割と似た感じが多いので、わざわざここまで高価なものを選ばなくてもよいかな…と、個人的には思います。
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参考:
Le Labo公式ホームページ「FLEUR D’ORANGER 27」https://www.lelabofragrances.jp/products/fleur-doranger-27_136
Le Laboアメリカ公式ホームページ「FLEUR D’ORANGER 27」https://www.lelabofragrances.com/fleur-doranger-27-134.html