【ル ラボ】ベ19とは?雨の降り始め、最初に鼻に届く香り

今回は「Le Labo(ル ラボ)ベ19 オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

ベ19は、雨の降り始めに感じる独特な匂い「ペトリコール」をテーマにした香水です。

中心にあるのはパチョリで、そこに清涼感のあるグリーンな香りや水辺を思わせるウォーターリリー系の香り、最後の方ではアンブロキシドの塩水のような香りが重なります。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・ル ラボ、ベ19の香りについて詳しく知りたい

・雨をテーマにした香水を探している

・パチョリの持つカンファー系の匂いが好き

Le Labo(ル ラボ)ベ19とは?

香水の基本情報

タイトル:BAIE 19 Eau de Parfum(ベ 19 オードパルファム)

ブランド:Le Labo(ル ラボ)

香調:ウォータリー

調香師:-

発表:2019年

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ノート:

ジュニパーベリー、パチョリ、グリーンリーフ、オゾン、ムスク、アンブロキシド、ケードウッド

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:6.5~7時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

【ル ラボ】ベ19のイメージチャート

ベ19って、どんな香り?

トップノート:グリーンとパチョリと水(30分)

透明感のある「水」を感じさせる匂いがする。

そこにペパーミントのような、清涼感のあるグリーン香。

さらにパチョリの持つ、濡れた土やカンファー(樟脳)のような匂い。

そしてほんのりとウォーターリリーのような瑞々しい花の甘さも混じっているように思う。

ミドルノート:パチョリが中心になる(45分)

付け始めから30分経ったのでこの辺からミドルノートと記してみるが、香りの変化はほぼ無い。

香りの組み合わせは変わっていないが、バランスは少し変わってきたかな。

 

トップでは強く感じた順に「水→ミント系グリーン→パチョリ→ウォーターリリー系」だったが、ミドルでは「パチョリのカンファー系の匂いを中心に、その他の香りが薄く重なる」という形になっていた。

 

時間経過と共に、グリーン香は弱まっていく。

ラストノート:アンバーグリスが強まる(5.5時間)

アンブロキシドのアンバーグリス様の香りが強まってきて、ラストに入る。

といってもネットリとアニマリックな、”クセ強アンバーグリス”ではない。

 

「水」っぽさと少しの「塩気」を感じさせる程度の、軽めな香り方をしている。

でもこのアンブロキシドが、最後まで長く肌に残った。

 

全体を通して香り立ちは結構軽めなのだが、持続は長め。

香りの変化はかなり少なく、シングルノート系になっていた。


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ルラボ/ベ19の解説と感想

雨の降り始めに感じる「ペトリコール」の香り

2019年に登場した「BAIE 19(ベ19)」の香り。

日本公式とアメリカ公式の説明は少し違うのですが、海外版の方が面白いのでそちらをご紹介しますね。

(長くてごめんね)

 

本当は…BAIE19はWATER19と呼ぶべきでした。何の匂いもしない訳ではないですが(これに似た香りもないけれど)、この香水には雨の後に水が大地に与えるような、爽やかでびしょ濡れに湿らせる効果があります。

ちなみに、それを示す言葉があります。ペトリコールです。それは長い乾期の後に大雨が降った時に感じる不思議な感覚で、自然界における最も美しい嗅覚現象の一つです。

これには、大気中に含まれるオゾンやマイナスイオンなどの沢山の理由がありますが、最も重要なのは長い乾期の後に蓄積された、いくつかの植物からの油性分泌物の放出です。

乾いたジュニパーベリー、パチョリ、緑の葉…全ては長い日照りの後の、美しく明るい魅力的な雨によってずぶ濡れになっている。これがBAIE19です。そして、それと共に喜びがやってくる…。

ーLE LABOアメリカ公式HPより(訳・たゆた)

 

ペトリコールとは雨の降り始めに地面から上がってくる、あの匂いのことです。

ちなみにギリシャ語で「石のエッセンス」という意味。

このペトリコールを香水にしたのが、ベ19なのですね。

 

香水名のBAIEは「ベリー」という意味ですが、ベリー系の香りはしません。

ジュニパーベリー(お酒のジンの香り付けに使われる、針葉樹系のアロマティックな香り)に由来してBAIE19と名付けられたようですが、説明文にもある通り、WATER19の方がしっくりくるような香りになっています。

個人的には、この香水の中心にあるのはパチョリの香りだと思っています。

コンクリートではなく、土や青葉から立ち上る匂い

さて、ベ19はペトリコールを表現した香水な訳ですが。

私の中でペトリコールといえば、雨が降ってきて熱くなったコンクリートやアスファルトからムワっと漂う埃っぽい匂い。

でもベ19ではコンクリート等の人工物ではなく、「乾いた土の地面や草葉も茂るような場所に、突然激しく打ち付けた雨」のイメージを持ちました。

パチョリの土っぽさやグリーン系の匂いが強く香るからです。

 

また、「水」を連想させる要素の一つとして私はウォーターリリーを感じたのですが、あれはオゾンを表現していたのかな。

オゾンはもっと「水の生臭さ」みたいなクセがあると思うのですが、そういった嫌味な部分はベ19の中では感じませんでした。

 

ところで、ベ19を付けると「何か知っている香りだなぁ」と思っていたのですが、フエギアのコモレビに似てるのかも。

私はコモレビが「ミント、ムスク、ウォーターリリー、アンバーグリス」に感じるので、ベ19と似た香りに思えるのも納得。

どちらも、アロマティックで瑞々しい香りがお好きな方に、オススメの香水かと思います。

まとめ

今回は「ル ラボ/ベ 19 オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ベ19は、雨の降り始めに鼻が捉える独特の香り「ペトリコール」の香水。

コンクリートやアスファルトの地面ではなく、乾いた土や青葉に雨が当たって舞い上がってきた香りに感じました。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「雨の香り」が好きな方はこちらの香水もオススメです。

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参考:

Le Labo公式ホームページ「BAIE 19」https://www.lelabofragrances.jp/products/baie-19_217

Le Laboアメリカ公式ホームページ「BAIE 19」https://www.lelabofragrances.com/baie-19-618.html

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