今回は「PENHALIGON’S(ペンハリガン)マッチ アド アバウト ザ デューク(お騒がせネルソン公爵)オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
マッチ アド アバウト ザ デュークは、スパイシーなローズに軽やかなウッディーノートやジンのアロマティックな香りを重ねた香水。
謎めいた魅力を持つモテ男、ネルソン公爵をテーマに作られた香りです。
この記事はこんな方にオススメ!
・ペンハリガン、お騒がせネルソン公爵の香りについて詳しく知りたい
・軽やかなローズ香水が欲しい
・中性的な香りが好き
PENHALIGON’S(ペンハリガン)マッチ アド アバウト ザ デュークとは?
香水の基本情報
タイトル:MUCH ADO ABOUT THE DUKE Eau de Parfum(マッチ アド アバウト ザ デューク/お騒がせネルソン公爵 オードパルファム)
ブランド:PENHALIGON’S(ペンハリガン)
香調:スパイシー、フローラル
調香師:Daphné Bugey(ダフネ・ブジェ)
発表:2016年
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\ポイント5倍/ペンハリガン マッチ アド アバウト ザ デューク オードパルファム 75ml PENHALIGON'S DUKE EDP PORTRAIT ポートレート [s48] |
トップノート:ピンクペッパー、クミン
ミドルノート:ジン、ローズ
ラストノート:ベチバー、シダーウッド、レザー
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:6.5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
マッチ アド アバウト ザ デューク(お騒がせネルソン公爵)はどんな香り?
トップノート:スパイスとジン、爽やかなローズ(15分)
フルーティーでスパイシーなピンクペッパーと、ビリリと辛いブラックペッパー、そして鉛筆のようなヴァージニアシダー系のドライウッディーを感じる。
5分程すると、ジンのアロマティックで辛口な香りや、爽やかなローズも薄く重なってきた。
ミドルノート:スパイシーなローズが中心(1時間10分)
ペッパーや木の辛みが混じったスパイシーなローズが、ミドルノートの中心。
パチョリの効いた怪しげなスパイシーローズとは違い、爽やかで明るめな香り。
ラストノート:軽めのローズと乾いたウッディー(5時間)
香り立ちが少しずつ弱くなり、スパイシーさもマイルドになる。
ラストノートの主役は軽めローズと、ヴァージニアシダー系の乾いた軽めウッディー。
ノートには載っていないが、ムスキーな甘さも感じた。
お風呂に入った後、ウッディー・ムスキー・アンバリーな香りが肌に残っていて、ベースにイソイースーパーがもりっと使われていそうな感じもした。
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マッチ アド アバウト ザ デュークの解説と感想
華やかでミステリアスなモテ男、ネルソン公爵の香り
2016年にスタートしたペンハリガン・ポートレートシリーズの中の一本、「MUCH ADO ABOUT THE DUKE Eau de Parfum(マッチ アド アバウト ザ デューク)-お騒がせネルソン公爵-」の香り。
こちらは前回レビューしたローズの夫、ネルソン公爵をテーマに作られた香水です。
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公爵がうっとりするほど魅力的なのは、毎晩劇場に通っているからかもしれません。
公爵はどこに行っても憧れの的。しかし、驚くほど態度が曖昧で、彼の周りにはいつも謎めいた香りがただよっています。
彼の妻は、劇場は公爵夫人にふさわしくない場所と考えています。
時には、この公爵と結婚しなければ良かったとさえ考えることもあるのです…
ーラトリエデパルファムHPより
劇場通いが好きで、謎めいた魅力を持つネルソン公爵。
彼は「華やかでミステリアスなモテ男」というキャラクターとして描かれています。
ローズ夫人は夜ごと劇場に通う夫を良く思わず、夫婦仲はよろしくありません。
ポートレートでは登場人物にそれぞれ動物のモチーフが与えられていますが、ネルソン公爵は「犬」。
香水箱に描かれた絵を見た限りでは、イングリッシュ・ポインターかな?
こちらはとても賢く活動的で、鳥猟犬(ガンドッグ)として活躍した犬種です。
細身で筋肉が引き締まった美しい体を持ち、ネルソン公爵のキャラクターにもよく合っているのではないでしょうか。
ジンのグラスに真っ赤な薔薇を浮かべて
さて、香りについて。
ローズ夫人とは不仲設定でありながら、香りには通じるところがあります。
ネルソン公爵は浮気しているのですが(お前もか!)、この”物語”の最後ではローズとなんだかんだ仲睦まじく生きていくのでは…?と予期させます。
あたかも「ペアフレグランス」のような感じ。
ネルソン公爵もローズ夫人も「スパイスと爽やかなローズ」を感じますが、ローズ夫人の方はそこから瑞々しい生花系のローズ香やローズ石けん調へと変化していきます。
対してネルソン公爵は「軽めのウッディー」や「アロマティックなお酒」が重なる形。
お騒がせネルソン公爵は、ジンのグラスに真っ赤な薔薇の花を一輪浮かべているような、とてもロマンティックな香りです。
男性であるネルソン公爵をテーマに作られた香りですが”中性的”な印象で、女性でも付けやすいかと思います。
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参考:
PENHALIGON’Sホームページ「MUCH ADO ABOUT THE DUKE」https://www.penhaligons.com/uk/en/product/much-ado-about-the-duke-000000000065173408
ラトリエデパルファム ホームページ「MUCH ADO ABOUT THE DUKE」https://latelierdesparfums.jp/pages/penhaligons-portraits-collection-the-duke