【ミヤシンマ】SAKURA(さくら)とは?軽く華やかなローズ香水

今回は「Miya Shinma(ミヤシンマ)さくら オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

ミヤシンマのサクラは、桜ではなく「瑞々しいローズ」を中心とした香り。

前半は透明感があって軽い香りですが、後半はジャスミンや温もりを感じさせるムスクが重なり、それなりに厚みもあるフローラル香水となっています。

この記事はこんな方にオススメ!

・ミヤシンマ、さくらの香りについて詳しく知りたい

・明るめ、軽めのローズ香水が欲しい

・香りのどこかに「和」を感じると嬉しい

Miya Shinma(ミヤシンマ)サクラとは?

香水の基本情報

タイトル:SAKURA Eau de Parfum(さくら オードパルファム)

ブランド:Miya Shinma(ミヤシンマ)

香調:フローラル

調香師:新間 美也(ミヤ・シンマ)

発表:2015年

トップノート:シトラス、ローズエッセンス

ミドルノート:シャクヤク、ローズアブソリュート、ジャスミン、カシス

ラストノート:センシュアルムスク

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:6時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【ミヤシンマ】サクラのイメージチャート

ミヤシンマ/サクラはどんな香り?

トップノート:爽やかなシトラスとローズ(25分)

ベルガモット系のほろ苦く爽やかなシトラスと、山椒の葉のような青さ・スパイシーさを感じる。

5分程すると、ローズウォーターのような透明感のある薔薇の香りも出てきた。

ミドルノート:瑞々しいローズにジャスミンの華やかさを添えて(1時間)

ローズを中心としたフローラルで纏まる。

バラ花弁の酸味や葉の青さを含んだ、透明感があって瑞々しいタイプのローズ香だ。

そこに、ジャスミンの「厚みある華やかな香り」を少量加えた感じ。

カシスは、特に感じなかった。

ラストノート:厚みのあるムスク香(4.5時間)

香り立ちが落ち着き、ムスキーな香りが出てくる。

甘さと温もりがあって石けん的、厚みのあるタイプのムスク香だ。

ハチミツのような”クセ”や、アニマリックな側面も少々感じられる。

そこに、ミドルまでのローズ香が重なり、ゆっくりとフェードアウトしていった。


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ミヤシンマ/サクラの解説と感想

さくら香水ではなく、ローズ香水

日本人調香師・新間 美也氏が手掛ける、フランスの香水メゾン「Miya Shinma(ミヤシンマ)」。

(ほんと余談なんですけど、「ミヤ・シンマ」ではなく「オニヤンマ」的な感じで「ミヤシンマ」って一息で呼んじゃう。ほんと余談ですけど)

「SAKURA(さくら)」の香りは、「日本の美、伝統と文化」を象徴するCollection Héritage(ヘリテージコレクション)に分類されている一本。

日本の春に切っても切れない縁を持つ花、桜をテーマに作られた香水です。

幸福な気持ちを誘う軽やかな花の香り。

桜は、日本で最も愛される花の1つです。桜が咲き乱れる美しさは、時代を超えて、日本人の心を浮き立て、幸せな気持ちにさせてくれます。

シトラス、ローズエッセンスで構成されるトップノートと、ピヴォワンヌとローズアブソリュート、カシスで構成されるミドルノートによって、桜がもたらす幸福な印象を表現。やさしい色合いやキュートなイメージを基調にしながらも、しだいに肌の上で、官能的な印象に変化していきます。

-ミヤシンマ公式ホームページより

説明にもローズエッセンスやローズアブソリュート、また瑞々しいローズ様の香りを持つピヴォワンヌ(芍薬、ピオニーのこと)が登場していますが、実際に付けてみてもこれらローズ系の香りがこの香水の中心となっています。

「さくら」は、桜の香りがする香水ではなく、「桜のような幸福感や優しい色合い」をイメージさせるローズ香水なのです。


トップの青くスパイシーな部分、ミドルの厚みあるローズが好き

さて、香りの流れを振り返ってみると、ざっくりこんな感じ。

「シトラス&青さ&ローズウォーター」→「瑞々しいローズ&ジャスミン」→「こってり系ムスク」と付け始めは軽やかで、時間の経過と共に重さが出てくるような形となっています。

私がこの香水で特に良いと感じるのは「トップの青さ」「ミドルのローズ」です。

トップの青さには、スパイシーな側面もあります。

これが私には「山椒の葉のようなビリっとした爽やかな香り」に感じられて、とても心地良い。

葉山椒も日本の代表的な春の山菜ですし、香りのどこかに「和」の要素を感じられるのは嬉しいですよね。

そしてもう一つ。

ミドルのローズについては、基本的に瑞々しいタイプの明るく軽やかなローズ香ですが、そこにジャスミンのホワイトフローラルの甘さが薄く重なっています。

香りを感じた瞬間にまず訪れるのは「軽やかなローズ」。

でもその最後の部分――”香りのしっぽ”の部分は「ジャスミンの重く華やかな甘さ」という形で、多層的に厚みを持って香ります。

ですので、一見軽めのフローラルに思えても、線が細すぎず香りごたえのあるローズ香水となっているのです。

ところで、ミヤシンマには「キモノ コレクション」というラインもあり、こちらにもサクラの香りがあります。

残念ながらこちらは付けたことがないので比較はできないのですが、説明を見た感じではこちらの方がウッディーさやパウダリーさが強く、落ち着いた雰囲気っぽいですね。

●ミヤシンマ公式「キモノ サクラ」

★「サクラの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:Miya Shinma「SAKURA(さくら)」https://ja.miyashinma.fr/products/sakura-fleur-de-cerisier

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