【ラルチザンパフューム】パッサージュダンフェ(地獄通り)のレビュー

今回は「L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)パッサージュ ダンフェ オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

パッサージュダンフェでは、お香と百合、ウッディー・ムスキーが鍵となって香ります。

エクストリーム バージョンとは結構香りに違いがあるのですが、そちらとの比較は次回、別ページでご紹介しますね。

この記事はこんな方にオススメ!

・ラルチザン、パッサージュダンフェの香りについて詳しく知りたい

・お香系やウッディー系、ムスク系の香りが好き

・肌に寄り添うような軽い香水が欲しい

L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)パッサージュ ダンフェとは?

香水の基本情報

タイトル:PASSAGE D’ENFER Eau de Toilette(パッサージュ ダンフェ オードトワレ)

ブランド:L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)

香調:オリエンタル、ウッディー

調香師:Olivia Giacobetti(オリヴィア・ジャコベッティ)

発表:1999年

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\ポイント5倍/ラルチザンパフューム パッサージュ ダンフェ (地獄通り) オードトワレ 100ml 香水 ユニセックス L'ARTISANPARFUMEUR PASSAGE D'ENFER EDT [011]

トップノート:ジンジャー、ローズ

ミドルノート:フランキンセンス、リリー

ラストノート:シダー、サンダルウッド、ホワイトムスク、ベンゾイン

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:4時間程度

放香性:★☆☆☆☆+ とても弱い~弱い

【ラルチザン パフューム】パッサージュダンフェの香水イメージチャート

パッサージュダンフェはどんな香り?

トップノート:スパイスとお香(10分)

ナツメグのような樹皮を思わせるスパイシーさと、カルダモンのような爽やかな香り。

その下には、お寺のお堂で焚かれるお香系の香り。

さらにその下、ベース部分にはウッディー・ムスキーな甘い香りが重なっている。

ミドルノート:花粉っぽさの強い百合(1時間40分)

スパイシーさが薄れ、花粉っぽさの強いユリの香りが出てくる。

その下にはお香。これは煙っぽさは少なく軽めな感じ。

トップ同様に、ベース部分はウッディー・ムスキーが広がっている。

ラストノート:淡いウッディームスキー(2時間)

香り立ちが淡くなり、ベースのウッディー・ムスキーを残してドライダウンする。

全体的に拡散力は控えめで、はっきり香っている時間も短めだが、このウッディー・ムスキーな部分がスキンフレグランス的に肌にうすーく残り続けた。


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パッサージュダンフェの解説と感想

墓地を思わせる、静かで穏やかな香り

1997年に発売された「PASSAGE D’ENFER(パッサージュダンフェ)」の香り。

パッサージュダンフェとは、パリ6区にある小さな通りの名前です(日本語にすると「地獄通り」)。

1970年代、ラルチザンパフュームのブランド立ち上げ初期に本社が置かれた場所が、このパッサージュダンフェでした。

パッサージュダンフェの先には、大通りを挟んで「モンパルナス墓地」があります。

こちらはとても大きな墓地で、多くの著名人が眠っていることでも有名。

地獄通りという物々しい名前とはうらはらに、この香水はそんな墓地を思わせる、穏やかで静かな香りとなっています。

キーノートは「お香」「百合」「ウッディー・ムスキー」

香りについて、もう少し詳しくお話ししたいと思います。

パッサージュダンフェの香りの鍵となるのは、大きく3つの要素。

まず一つ目は「お香」の香りです。

キリスト教においても神聖なものとして扱われる、乳香(フランキンセンス/オリバナム)がその中心。

トップノートでは、日本のお寺のお堂で嗅ぐような辛味のあるお香ですが、ミドルノート以降では柔らかな木の甘さや軽さのある香りに変わっていきました。

全体的に煙っぽさや粉っぽい感じはなく、すっきりめのお香となっています。

二つ目は「百合」の香り。

こちらもキリスト教において聖母マリアを象徴し、葬儀でも死者に捧げる花として使われています。

パッサージュダンフェの中では、透明度が高く花粉っぽさの強い、すっきりしたフローラルとして登場します。

ホワイトフローラル系の甘さは少なく、かなり控えめな香り方。

ユリが出てきてもフローラルの香調に傾くことはなく、香りにフワっと花粉を纏わせるのみ…といったイメージで香っていました。

そして三つ目は「ウッディー・ムスキー」な香り。

これがこの香水のベースとして、香り全体を支え続けます。

私の肌だとお香や百合は”飾り”に過ぎず、このウッディー・ムスキーがパッサージュダンフェの中で最も印象的に香っていました。

さて、このページの上の方に「香りのイメージチャート」を載せているのですが、それを見ても分かるように、パッサージュダンフェは軽さや明るさ、温度感等のバランスが良い香水です。

とても自然で、肌にすっと馴染む「スキンフレグランス」的な香りとなっています(特にラストノート)。

★「スキンフレグランス」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:L’ARTISAN PARFUMEUR公式ホームページ「Passage d’Enfer」https://www.artisanparfumeur.com/uk/en_GB/p/passage-denfer-eau-de-toilette-50ml–000000000065191916

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