【ラルチザン パフューム】ミラビリスとは?お香とバニラと木の香り

今回は「L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)ミラビリス オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

ミラビリスは、お香とバニラ、ウッディーノートを重ねた香り。

特にフランキンセンスの木の辛み、酸味、甘み、スモーキーさや、粉っぽいバニラの香りがキーノートになっています。

この記事はこんな方にオススメ!

・ラルチザン、ミラビリスの香りについて詳しく知りたい

・お香系の香りが好き

・神秘的な雰囲気の香水が欲しい

L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)ミラビリスとは?

香水の基本情報

タイトル:60 Mirabilis Eau de Parfum(ミラビリス オードパルファム)

ブランド:L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)

香調:オリエンタル、ウッディー

調香師:Daphné Bugey(ダフネ・ブジェ)

発表:2016年

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ノート:

フランキンセンス、ウッディーノート、アンブロックス、ムスク、バニラ

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:5.5~6時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【ラルチザンパフューム】ラボタニック・ミラビリスのイメージチャート

ミラビリスはどんな香り?

トップノート:バニラとドライなウッディー、そしてクローブ?(20分)

バニラ系の甘さに、スパイシーな香りと乾燥木材のような木の甘み・辛みを混ぜたトップノート。

歯医者さんの匂いもあり、スパイスの中でもクローブが強いように思う。

ミドルノート:フランキンセンスとバニラが香る(1時間20分)

フランキンセンスを中心としたお香系の香りに、バニラを重ねたミドルノート。

フランキンセンスのウッディーさやスパイシーさ、淡いスモーキーさ、静謐な感じ…。これらが温もりのあるバニラの甘さに溶け込んでいる。

ラストノート:粉っぽいバニラとお香の香り(4時間)

粉っぽいバニラの甘さとお香の香りでドライダウンに向かう。

バニラといってもグルマン系の美味しそうな香りではなく、甘さも控えめなオリエンタル系のノート。

アンブロックスやムスクのアニマリックな香りは、私の肌では登場せず。

お香っぽいままフェードアウトしていった。


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解説と感想

お香とバニラ、ウッディーノートを重ねたオリエンタル系の香り

2016年、ラルチザンパフュームから登場した、ラ ボタニック シリーズ。

本ページでご紹介している「60 Mirabilis(ミラビリス)」は、こちらのコレクション発表初期からある6つの香りのうちの一つです。

このシリーズは「夜・植物・神秘性」をキーワードに香りが作られています。

Mirabilisとは「驚くべき」「すばらしい」「奇跡の」といった意味で、その香りはお香とバニラ、ウッディーノートを重ねたオリエンタル調となっています。

ちなみにラボタニックコレクションでは香水名に数字が入っており、これは試作回数を表していますが、63クレピュスキュラム ミラビレに次いで多いのが、このミラビリスです。

さて、ブランドによる香りの説明は、次のようになっています。

(抜粋)始まりは、人と神聖なものを結びつける儀式の供物である、深くスモーキーなお香でした。

そしてパワフルで官能的、ウッディーな芳香を持つ分子――アンブロックスが登場。

ミラビリスは、神秘性と論理性のハーモニーです。

ーL’ARTISAN PARFUMEURホームページより(たゆた訳)

フランキンセンスとバニラが鍵となる

ミラビリスで特にキーノートとなっているのは、フランキンセンスとバニラです。

フランキンセンスの、ウッディーで木の辛みがあって、少し酸味もある感じ。

そして甘みやスモーキーな側面も感じさせます。

バニラの方はグルマン(美味しそう)な香りではなく、粉っぽく乾いた優しい甘さ。

オリエンタル系の香調でよくみられるタイプのバニラ香です。

私の思い浮かべたイメージは、おしゃれなアンティーク雑貨屋さん。

『歩くと必ずきしむ古い床材、厚く歪で、少しくすんだ窓ガラスから差し込む、午後3時の柔らかな光。

店内には時計が動く音と、甘いお香の香りが薄っすら広がっている。』

…こんな香りだと思いました。

ところで、もう一つキーとなる要素としてアンブロックス(アンバーグリスに似た合成香料)や、ムスクといったアニマリックな香りがあるようですが、私の肌だとこれらは特に感じませんでした。

ムスクはVulcanolide(ブルカノリド)という多環式ムスクが使われおり、こちらは土っぽいウッディームスキーな甘さで、ウェット感のあるムスク香だそうです(←情報が曖昧、間違ってたらごめん)。

アンブロックスもこのムスクも、他の香りに上手く溶け込んでいるような形で、目立って香ることなく終わっていきました。

お香系の香調なだけあって、シリーズテーマの一つである”神秘性”は、ラボタニックの中でこれが一番だと思います。

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