今回は「Maison Margiela（メゾンマルジェラ）レプリカ レイジーサンデーモーニング オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
レイジーサンデーモーニングは、アルデヒドやムスクで形作られた石けん調の甘い香り。
パウダリーな甘さやパチョリ、カシュメランのようなウッディームスキーもあって、割と”厚み”や”香水らしさ”のある香りだと思います。
この記事はこんな方にオススメ！
・マルジェラ、レイジーサンデーモーニングの香りについて詳しく知りたい
・石けん系の香りを探している
・人気の香水、本音の感想が聞きたい
Maison Margiela（メゾンマルジェラ）レイジーサンデーモーニングとは？
香水の基本情報
タイトル：REPLICA Lazy Sunday Morning Eau de toilette（レプリカ レイジーサンデーモーニング オードトワレ）
ブランド：Maison Margiela（メゾン マルジェラ）
香調：ソーピー
調香師：Louise Turner（ルイーズ・ターナー）
発表：2013年
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 | メゾン マルジェラ Maison Margiela レプリカ レイジーサンデーモーニング 30ml EDT SP fs 【香水】【即納】 |
トップノート：ペアー、スズラン、アルデヒド
ミドルノート：アイリス、ローズ、オレンジブロッサム
ラストノート：インドネシア産パチョリ、アンブレットシード アブソリュート、ホワイトムスク
持続性、強さ、香りのチャート
持続性：5.5～6時間程度
放香性：★★★☆☆ やや強い
レイジーサンデーモーニングはどんな香り？
トップノート：洋ナシと石けんの香り（30分）
洋ナシのジューシーな果汁と石けん系の甘い香り。
石けんの部分は「シャネルNo.5っぽい温もりあるアルデヒド」と「クリーンなムスク」を半分ずつ混ぜたような香りだ。
甘さと柔らかさ、清潔感を感じさせる。
ミドルノート：パウダリーな甘さが加わる（1時間20分）
トップから続く石けん調の甘い香りをメインに、アイリスのパウダリーな甘さも重なっていく。
ベースにはうっすらとパチョリが広がる。
甘さ＋パチョリによって生まれる、色っぽい香りも出てきた。
オレンジブロッサムのジャスミン様のフローラルやローズについては、石けん系の香りに溶け込んでいるのか、はっきりと感じる事はない。
ラストノート：パチョリ＋甘さの艶やかな香り（4時間）
「石けん調の温もりある甘さ＋パチョリ」の形でドライダウンに向かう。
ミドルの頃より香り立ちは穏やかになり、バランス的にパチョリが強まっている。
最後の方では、カシュメラン系のウッディー・ムスキーな香りが残り、ゆっくりとフェードアウトしていった。
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レイジーサンデーモーニングの解説と感想
日曜の朝、シーツに包まってごろごろする時間を再現した香り
2013年に登場した「REPLICA Lazy Sunday Morning（レプリカ レイジーサンデーモーニング）」の香り。
現在販売されているマルジェラの香水の中で、この香りが一番人気となっています。
というか、日本の香水市場の中では他ブランドも含め、こちらが最も売れているのではないでしょうか。
レイジーサンデーモーニングがSNSを中心にバズったのはもう何年も前のことですが、今でも不動の人気を誇っています。
さて、ブランドによるとレイジーサンデーモーニングはこんな香りだそうです。
（日本公式と海外公式では、説明文に少し違いがあります。以下、海外公式からの引用です。）
晴れた朝、新しいリネンシーツの柔らかな感覚。
夏の優しさで目が覚めて、あなたの肌をそっと温める清らかな陽ざしを感じる。そして洗いたてのコットンシーツに包まって、のんびり過ごす日曜の朝を楽しむ。
メゾンマルジェラのレイジーサンデーモーニングは、ベッドでごろごろ過ごす日曜の朝の記憶を呼び起こす、繊細な花の香り。
何もしなくて良いのです。そしてどこにも行かなくていい。ただリラックスするだけで。
このオードトワレは、クリーンでピュアなスズランとホワイトムスクの組み合わせによって、肌に触れる洗い立てのリネンの繊細な感覚と抱擁を再現しています。
パウダリーなアイリスとアンブレットシードが一緒になって、朝の陽光が優しく肌を温める感覚を呼び起こします。
レイジーサンデーモーニングは、クリーンでフレッシュな花の香り。そして平穏と幸福感に繋がる白い光の輪と純粋さであなたを包み込むのです。
-メゾンマルジェラ公式ホームページより（たゆた訳）
香りの舞台は、イタリア・フィレンツェ。
アラームは不要。時間に縛られず眠れる日曜日。
陽の光で自然に目が覚めて、しばらくベッドでごろごろするあの怠惰な時間…。
レイジーサンデーモーニングは、そんなリラックスしたシーンを切り取って作られた香水なのですね。
レイジーサンデーモーニングはモテ香水ではない？
それでは香りについて。
レイジーサンデーモーニングの中心にあるのは、石けん系の甘い香りです。
石けんの香りは、シャネル／No.5のような温もりのあるワックス様のアルデヒドと、クリーミーで甘さの強いムスクを合体させた感じ。
色で例えると「透明感のない乳白色」みたいな、厚みのしっかりした香りです。
そこにトップでは洋ナシのジューシーなフルーツが、ミドルではアイリスのパウダリーフローラルが、ラストではパチョリが重なる形。
そして最終的には、カシュメラン系のウッディー・ムスキーが長く肌に残りました。
レイジーサンデーモーニングは「これは絶対にみんな好きな香り！モテ香水！」みたいな文句と共にバズったのですが、個人的にはモテ香水とはちょっと違うかなと…。
恐らく「モテ香水」が欲しいなら、”香水らしさ”が無い香りを求める方が多いと思います。
（香水とは思わせず、さりげなく良い香りをさせたいんじゃないでしょうか？）
しかし、レイジーサンデーモーニングは結構”香水らしさ”が強い香りなんです。
なぜなら、石けんの香りの中に「甘さ」や「温もり」を強く感じるからという事と、「パウダリーな甘さ」や「パチョリなどのアーシーな香り」が強い香水はいわゆる”香水らしさ”が出やすいから。
特にレイジーサンデーモーニングのラストノートのように、パチョリと甘さをミックスすると色っぽさ・妖艶さも出てくるので、「さりげなく良い香り」にはならないんじゃなかろうか。
「香水付けたことないけど、一番人気だしインフルエンサーが推してるから大丈夫！」と買っちゃおうとしている方は一旦待って！
買ってから「思ってたんと違う…」ってなると勿体ないので、インフルエンサーが推してようが何だろうが、絶対に試してから買った方が良いですよー。
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参考：Maison Margiela公式ホームページ「REPLICA Lazy Sunday Morning」https://www.maisonmargiela-fragrances.eu/en_GB/fragrances/by-collection/replica/replica-lazy-sunday-morning/MM009.html
