今回は「THoO（トゥー 旧：ザハウスオブウード）キープ グレーズド オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
キープグレーズドは、トロピカルフルーツやクリームなどを重ね、すりおろしレモンをトッピングしたパフェのような美味しい香り。
カナダのパティシエール、クセニア・ペンキナ氏とのコラボレーションで生まれた香水です。
この記事はこんな方にオススメ！
・トゥー（ザハウスオブウード）、キープグレーズドの香りについて詳しく知りたい
・トロピカルフルーツの香りが好き
・スイーツが大好き
THoO（トゥー/ザハウスオブウード）キープグレーズドとは？
香水の基本情報
タイトル：Keep Glazed Eau de Parfum（キープグレーズド オードパルファム）
ブランド：THoO（トゥー）※旧：ザ ハウス オブ ウード
香調：フルーティー、グルマン
調香師：Andrea Casotti（アンドレア・カソッティ）、Cristian Calabrò（クリスチャン・カラブロ）
発表：2019年
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トップノート：フローズンレモン、マンゴー、ストロベリーリーフ
ミドルノート：シャンティクリーム、ココナッツラペ、ジンジャークランブル
ラストノート：フルーティームスク、プレシャスウッド
持続性、強さ、香りのチャート
持続性：7.5～8時間程度
放香性：★★★★☆ 強い
キープグレーズドはどんな香り？
トップノート：レモンと南国フルーツ（10分）
香りの上層には、レモンの皮のほろ苦さと爽やかな酸味。
中層にはマンゴーやパッションフルーツの甘酸っぱさに、ココナッツを少々混ぜたような南国フルーツ系の香りがある。
下層にはうっすらとバニラクリームのような甘さが敷かれている。
ミドルノート：マンゴー中心のトロピカルフルーツ（1.5時間）
10分程でレモンの爽やかさは薄れ、トロピカルフルーツ系の香りが中心となる。
トップでは上層・中層・下層と重なっていた状態から、ブワァっと中層のみ膨らませたイメージ。
フルーツは、変わらずマンゴーとパッションフルーツを混ぜてココナッツを加えた感じ。
ベースも変わらずバニラクリーム様だが、ほのかにウッディーな”濁り”が混じり出した。
ラストノート：ウッディーな濁りが加わる（6時間）
純粋に「美味しそうな香り」だった所に、ウッディーな”濁り”が強まってきたらラストノート。
ウッディーは乾燥した木の辛みが強いタイプのサンダルウッドと、クリーミーで甘さのあるタイプのサンダルウッドを混ぜたような香りに感じた。
これがミドルまでの甘いトロピカルフルーツと共に香っている。
最終的にはそれらウッディーな香りとアンバー系の甘みを中心に、ビスケット様の甘さを添えた香りでドライダウンした。
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キープグレーズドの解説と感想
パティスリーとのコラボレーション香水
2019年に登場した「KEEP GLAZED（キープグレーズド）」の香り。
こちらの香水は、カナダのバンクーバーを拠点に活躍されているパティシエール、Ksenia Penkina（クセニア・ペンキナ）氏のインスピレーションを元に、アンドレア・カソッティ氏とクリスチャン・カラブロ氏が香りへと昇華させた作品です。
グレーズとは、焼き菓子やパンなどの表面を艶やかにコーティングする事を指します。
ミスドのポンデリングを覆っている砂糖のシャリシャリ層みたいな…あれがグレーズです。
元々glazeとは「艶を出す」という意味なので、こちらの香水名は製菓用語のグレーズと「ツヤツヤと輝き続ける」という意味を掛け合わせたものなのでしょうね。
ブランドによる香りの説明は、次のようになっています。
（抜粋）この香水は鼻と口を誘惑する、甘い夏の味わい。私たちはこの”パティスリー”の香りを試すために、親密な瞬間を引き延ばしたくなるでしょう。
キープグレーズドの嗅覚ピラミッドは、アイスレモンとジューシーなマンゴーの完璧な融合で始まり、クリームとココナッツのハートノートに包まれ、ジンジャークランブルのお陰でサクサクです。
構成の最後は、フルーティームスクとプレシャスウッドとなっています。
-THoO公式ホームページより（たゆた訳）
マンゴー系トロピカルフルーツパフェのような香り
ノートに挙げられている中で、いくつか分かり難い物について補足しますと…。
シャンティクリームとは、生クリームに砂糖を加えて泡立てた物のこと。クレーム・シャンティとも言います。
ココナッツラペについてはよく分からんのですが、ラペは小片に刻んだものという意味なので、「刻みココナッツ」という意味かな。
（ミスドのココナツチョコレートに付いてるやつか！？）
またクランブルは小麦粉・砂糖・バターを混ぜて作られるポロポロ・ザクザク食感のものです。ケーキ等のトッピングに使われます。
キープグレーズドは、これらの甘い食べ物とマンゴーを中心としたトロピカルフルーツが重なった香りです。
バニラ風味の生クリームをたっぷりと絞り、その上に砕いたビスケットを敷き詰めて。
さらにトロピカルフルーツやココナッツから作ったミルキーで甘いジェラートを重ね、マンゴーの果肉とすりおろしレモンをトッピング。
そんなパフェをイメージさせる香りなのです（つまりとても美味しい）。
香り後半では、じわじわとウッディーが重なっていきます。
私はサンダルウッドっぽいと感じましたが、これが甘く美味しそうな香りに”濁り”を加え「落ち着き」や「立体感」を生んでいるようでした。
甘さ強め、香り立ち強め、持続長め…と三拍子そろっていますので、トロピカルな香りであっても秋冬の方が付けやすそうかな。
リッチで濃厚な、南国フルーツ・グルマン系香水です。
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参考：THoO公式ホームページ「Keep Glazed」https://thoo.it/product/keep-glazed/
