【ル ラボ】ジャスミン17とは?かなり軽めのホワイトフローラル

今回は「Le Labo(ル ラボ)ジャスミン 17 オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

ジャスミン17は、ジャスミンサンバックオレンジブロッサム、そしてリトセアが効いた軽やかな香りです。

香調的にも爽やかさがありますし、香りの持続時間も短いので、TPO問わず様々な場面で使いやすいフローラル香水だと思います。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・ル ラボ、ジャスミン17の香りについて詳しく知りたい

・ジャスミンティーのような、軽やかなジャスミンが好き

・「ハイレモン」が好き

Le Labo(ル ラボ)ジャスミン17とは?

香水の基本情報

タイトル:JASMIN 17 Eau de Parfum(ジャスミン 17 オードパルファム)

ブランド:Le Labo(ル ラボ)

香調:フローラル

調香師:モーリス・ルーセル

発表:2006年

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LE LABO JASMIN 17 EDP 100mL — 繊細なジャスミンの魅力を感じる、個性豊かな香り

ノート:

ビターオレンジ、リトセア、パルマローザ、オレンジブロッサム、ネロリ、ジャスミンサンバック、ムスク、サンダルウッド、アンバー、バニラ

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:3時間程度

放香性:★★☆☆☆+ 弱い~やや強い

【ルラボ】ジャスミン 17/オードパルファム、香水イメージチャート

ジャスミン17って、どんな香り?

トップノート:「ハイレモン」の香り(30分)

シトラスの酸味と苦みが、トップノートの主役。

2、3分もするとオレンジブロッサムの、酸味と花の甘さを混ぜたような香りも出てくる。

若く黄緑色をした草を擦り潰したような、酸っぱさと青さも少しある。

 

どこか「ハイレモン」(レモン味のラムネ菓子)のような甘さもあって、これがシトラス-アロマティックな透明度の高い香りに、多少の「厚み」と「濁り」を加えている。

ミドルノート:ヘルシーなジャスミン(30分)

香りの変化は殆どないが、「ハイレモン」が薄れていく。

オレンジブロッサムとサンバックジャスミンをブレンドした、軽く明るいホワイトフローラルになっている。

インドール感はほぼ無い。

”官能的な”ではなく、”ヘルシーな”ジャスミン香水といった印象を受けた。

ラストノート:ムスクとバニラの甘さが穏やかに香る(2時間)

ホワイトフローラルの香りが遠のき、清潔感のある石けん調のムスクと、穏やかなバニラの甘さが出てきてドライダウンに向かう。

これらの甘さによって、”生温い”程度の温もりある香りになった。

バニラと言ってもほんの少量なので、お菓子のような美味しそうな甘さになっている訳ではない。

香り立ちも淡いままだ。

 

全体を通して香りの変化は少ない、シングルノートの香水。

3時間程で全身からの自然な香り立ちは感じられなくなり、「付けたあたりに鼻を近づけたら香りが分かる」程度になる。

香調的にも「くどさ」がなく、TPO問わず付けやすいホワイトフローラル香水だった。


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ルラボ/ジャスミン17の解説と感想

軽やかなジャスミン香水

アメリカの香水メゾン「Le Labo(ルラボ)」より、2006年に登場した「JASMIN 17(ジャスミン 17)」の香り。

(ブランドのローンチ時からある香り(たぶん)。)

ルラボの香水は名前の最後に数字が付いていますが、これは使われている香料の数を表しています。

 

ですので、タイトルを見ると「17種の香りを組み合わせた、ジャスミンがメインの香水」と読み取ることが出来ます。

しかし私にとってジャスミン17は「ジャスミン」「オレンジブロッサム」「リトセア」の3つが、等しく主役として香る香水です。

という事で、この3つの香りにフォーカスして、詳しくお伝えしていきたいと思います。

 

まずは「ジャスミン」について。

この香水では濃厚で華やかなものではなく、「ジャスミンティー様」のあっさりした香りとして登場します。

インドール(ホワイトフローラルによくある、鼻にツンくる匂い)もほとんどないため、クセのないフローラルだと感じました。

 

ジャスミン17は、ホワイトフローラル香水にしては、ずいぶんと軽やかな香りになっています。

濃厚で華やかなジャスミンがお好きな方には、かなり物足りなく感じるかもしれませんね。

ネロリとオレンジブロッサムの違い、「ハイレモン」の正体

次に、オレンジの花について。

これも、ジャスミンと同じくらいの強さで香ります。

 

この香水では「ネロリ」と「オレンジブロッサム」の両方が含まれているようですが、これはどちらもビターオレンジの花から抽出される香料です。

しかしその抽出方法によって、呼び方や香りに違いがあります。

 

「ネロリ」は、蒸留窯で蒸して上がってきた香り成分を含んだ蒸気を集めて作る「水蒸気蒸留法」によって得られます。

一方で、「オレンジブロッサム」は、有機溶剤に原料を漬け込んで香り成分を取り出す「溶剤抽出法」によって得られたものです。

 

このような抽出方法の違いによって、香りにも差異が生まれます。

そのためネロリはアロマティックで瑞々しい、「シトラスみの強いシトラスフローラル」、オレンジブロッサムはジャスミンにも似た華やかさや厚みがある、「フローラルみの強いシトラスフローラル」の香りとなります。

ジャスミン17では、ネロリよりもオレンジブロッサムの香りの方がしっかり感じられました。

 

そしてもう一つ。

「リトセア(別名:リツェアクベバ/メイチャン/アオモジ)」の香りについてです。

レモンのような酸味を持つハーバルな匂いを持っているのですが、これが「ハイレモン(レモン味のラムネ菓子)」のように香ります。

 

レモンバーベナやレモングラスといった、レモンに似た酸味を持つ香りが含まれていると、得てして”ハイレモン”になるものがあるのですが、ジャスミン17もその一つ。

ハイレモンの酸味と仄かな甘さがお好きな方は、この香水もお好みになるかもしれません。

まとめ

今回は「ル ラボ/ジャスミン 17 オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ジャスミン17は、ジャスミン、オレンジブロッサム、リトセアが香る香水です。

非常に軽やかであっさりしており、TPO問わず使いやすい香りだと思います。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「ジャスミンとオレンジブロッサムの組み合わせ」が好きな方はこちらの香水もオススメです。

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参考:Le Labo公式ホームページ「JASMIN 17」https://www.lelabofragrances.jp/products/jasmin-17_138

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