今回は「THE HOUSE OF OUD（ザ ハウス オブ ウード）ギャンブリング オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ギャンブリングは、ウイスキーの香りが主役の香水です。
ポーカーで４カードのチャンスを掴んだ時のような、アドレナリン全開のゲームをイメージした香り。
この記事はこんな方にオススメ！
・ザハウスオブウード、ギャンブリングの香りについて詳しく知りたい
・ウイスキーの香りが好き
・夜に似合う香水が欲しい
THE HOUSE OF OUD（ザ ハウス オブ ウード）ギャンブリングとは？
香水の基本情報
タイトル：GAMBLING Eau de Parfum（ギャンブリング オードパルファム）
ブランド：THE HOUSE OF OUD（ザ ハウス オブ ウード）
香調：ウッディー
調香師：Maurizio Cerizza（マウリツィオ・チェリッツァ）
発表：2023年
トップノート：ピートウイスキー アコード、アドレナリン アコード、ベルガモット、花椒、コーヒー
ミドルノート：マスティック、サイプレス、ガルバナム、エレミ
ラストノート：ベチバー、シダーウッド、ガイアックウッド、アンブレットシード、ベンゾイン、アミリス、ムスク
持続性、強さ、香りのチャート
持続性：6時間程度
放香性：★★★★☆ 強い
ギャンブリングって、どんな香り？
トップノート：口を灼くウイスキー（20分）
洋酒の香りから始まる。
カッと口の中を灼くような、ストレートウイスキーの匂いがする。
ほんのり甘いナッツのような香りもある。
でも、まったり甘いお酒ではなく、酸味や木の香りが強いすっきりした蒸留酒の匂いになっている。
アドレナリンアコード…って何だろう？と首を傾げたまま、トップノートは過ぎていく。
ミドルノート：スモーキーなウイスキー（1.5時間）
ややスモーキーなウッディー調の香りになる。
蒸留酒っぽさはまだ続いている。
トップではストレートウイスキーを飲んだ時のようなガツンと鋭い香りがしたが、ミドルでは柔らかな甘みが出てきている。
ノートを確認すると「青々しく爽やかなウッディー調」と予想したくなるが、もっとまろやかでもったりした香りになっていた。
ラストノート：酒感とスモーキーさが淡くなる（4時間）
香調に大きな変化はないまま香りが淡くなっていく。
ラストノートもお酒・スモーキーなウッディー・柔らかな甘さが混じった形。
ミドルに比べるとお酒っぽさとスモーキーさは控えめになっている。
ラストに入ってから３時間程たった頃、ふと乾いた土の匂いも感じた。
それがさらにゴボウ系の土っぽさに変化し、終わっていった。
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ザハウスオブウード（THOO）ギャンブリングの解説と感想
起死回生のフォーカード
2023年にThe House of Oud（ザ ハウス オブ ウード）より登場した「GAMBLING（ギャンブリング）」の香り。
こちらはCRAZY（クレイジー）コレクションの中の一本です。
このコレクションではTHOOの卵形のボトルに絵が描かれているのですが、ギャンブリングではトランプ柄となっています。
トランプのギャンブルか…。ポーカーかな？
ブランドの説明欄には、こんなメッセージが載っていました。
暗礁に乗り上げたゲーム。アドレナリンが出る。
ーTHOO公式ホームページより（訳・たゆた）
負けが込んでいるのにアドレナリンが出るだろうか？と不思議に思っていたのですが、ボトルの写真を見るとトランプの柄が「全部A」になってる！！
さては…Aの４カードが揃ったな…？
『ポーカーフェイスでレイズして、場の出方を見る。』
そんな緊張感を想像します。
私は（ブラインドバイを除いて）ギャンブルをしないのですが、なるほど確かにこれはアドレナリン全開、ドキドキの状況ですね。
●THOO公式HP「ギャンブリング」のページ：ボトル柄はこちらで見られます。
アドレナリンの香りとは？
さて、肝心の香りについて。
この香水は、ウイスキーの香りが主役です。
トップではスモーキーさは少なく、クリアな香りのウイスキーをストレートで口に含んだみたい。
カッと口内を灼く、強いお酒の匂いがします。
それが時間の経過と共にスモーキさを伴いまろやかになって、最後には淡く消えていく形で変化します。
なかなかにこのウイスキーの要素は強く、はっきりと香ります。
これは仕事に付けて行ったら確実に怒られるヤツです（飲酒疑惑が発生する）。
何ならこの香りを嗅いでいるだけでも条件反射で酔っ払いそうになるほどに、ウイスキーの香りがしっかりしていました。
ところで、トップノートにリストされているアドレナリンアコードって何なのでしょう。
（もちろん「アドレナリン”イメージ”の香り」という意味だとは思うけど。）
調べてみると、アドレナリン自体は無臭だけれど、その分子の形はバニリンに似ているそうです。
この香水ではピーテッドウイスキーの香りがするという事ですが、漢方っぽいスモーキー（ピーティー）さより、ナッツのような甘さの方が特徴的だなぁと思っていました。
もしかして、このナッツの部分がアドレナリンなのかしら…？
（バニラの甘さになぞらえて表現している？）
ラストまでこの甘さは柔らかく香り続けるので、どうやらずっとアドレナリン分泌が続くゲーム展開のようですね。
全体を通してウッディーさや蒸留酒っぽさの強い香りで、メンズ寄りの香調です。
香り立ちも強いのでTPOは選びそう。
昼より夜の方が似合う香りかと思います。
まとめ
今回は「ザ ハウス オブ ウード／ギャンブリング オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ギャンブリングは、ウッディーさや蒸留酒っぽさが強い香りです。
テーマも香りそのものも、ドキドキする”夜”に似合いそう。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考：
The House of Oud公式ホームページ「GAMBLING」https://thoo.it/product/gambling/
生物化学研究室 東京大学大学院農学生命科学研究科「におい分子を感知する嗅覚受容体の遺伝子の発見」https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/biological-chemistry/profile/essay/essay05.html
