【イソップ】イーディシスとは?心を見つめるフランキンセンスの香り

今回は「Aesop(イソップ)イーディシス オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

イーディシスは、ブラックペッパーやフランキンセンス、サンダルウッドを中心としたスパイシー・ウッディーな香り。

特にフランキンセンスの香りを、しっかりと感じられる香水だと思います。

この記事はこんな方にオススメ!

・イソップ、イーディシスの香りについて詳しく知りたい

・フランキンセンスの香りが好き

・静かで落ち着いたウッディー香水が欲しい

Aesop(イソップ)イーディシスとは?

香水の基本情報

タイトル:Eidesis Eau de Parfum(イーディシス オードパルファム)

ブランド:Aesop(イソップ)

香調:スパイシーウッディー

調香師:Barnabé Fillion(バーナベ・フィリオン)

発表:2022年

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トップノート:プチグレン、ブラックペッパー、フランキンセンス

ミドルノート:クミン、シダー、フランキンセンス

ラストノート:サンダルウッド、シダー、ベチバー

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:6時間程度

放香性:★★☆☆☆+ 弱い~やや強い

【イソップ】イーディシスのイメージチャート

イーディシスはどんな香り?

トップノート:スパイスとフランキンセンス(20分)

ブラックペッパーのビリリとした辛さと、スッとした酸味を持ったドライな木の香り。

2、3分すると、フランキンセンスの仄かにスモーキーで甘みのあるウッディーが、強く出てくる。

その奥には、クリーミーなタイプのサンダルウッドの甘みも感じる。

ミドルノート:木の穏やかな甘さ(1時間)

スパイシーさが和らぎ、フランキンセンスの木の甘みは強まる。

多少スパイシーさは残っているが、クミンのカレーっぽさは感じなかった。

スパイス由来というより、ウッディー由来の辛みを感じた。

ラストノート:ミドルからの変化は少ない(4.5時間)

ミドルからラストへの香調の変化は少なく、香り立ちだけが弱まっていく。

木の甘い側面がしっかり感じられる、穏やかなウッディーノートが続いた。


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イーディシスの解説と感想

アザートピアス コレクションは、2つの世界を結ぶ香り

オーストラリアのスキンケアブランドAesop(イソップ)より、2022年に登場した「Eidesis(イーディシス)」の香り。

こちらは、2021年に始まったOthertopias Collection(アザートピアス コレクション)の中の一本です。

アザートピアスは、「現実と空想」「コチラとソチラ」など、本来混じることのない2つの世界の境界部分――曖昧な空間を表現したコレクションです。

割とこの「世界が交わる」みたいな概念は、日本人にとって馴染みやすいのではないでしょうか。

例えば「お彼岸」は、彼岸(ヒガン/あの世)と此岸(シガン/この世)が最も近づく日。

この世とあの世の境界が薄れるからお墓に参ったり、先祖の供養をしたりするのですね。

他にも「逢魔が時(おうまがどき)」も、2世界が交わる時間帯と言われていますよね。

逢魔が時とは午後5~7時頃のことで、「昼」から「夜」へと世界が切り替わっていく時間。

この時間には、魔物や妖怪が出やすいと言われてきました。

こういった文化が日本には身近にあるので、アザートピアスの目指している香りの風景もイメージしやすいのではないでしょうか。

内省的で、宇宙と自分をフュージョンさせる「禅」の概念とかも、このコレクションのイメージに近いのかなと思いました。


フランキンセンスの香りをしっかり味わえる

さて、香水タイトルとなっているEidesisとは、古代ギリシャ語で「知識」や「知覚すること」などの意味を持つ言葉です。

そんなイーディシスは、ギリシャ神話に登場する美少年・ナルキッソスのお話しにインスピレーションを得て作られました。

ナルキッソスは泉に映った自分の姿に恋をして、そのあまりの美しさに焦がれるあまり瘦せ衰え姿を消し、そしてその場には水仙の花が咲くようになったというお話です。

(水仙は英語でnarcissus(ナルシス)と言いますが、ナルキッソスがその語源)

しかし、イーディシスは「水仙が香るフローラル香水」というわけではありません。

イーディシスはブラックペッパーやクミンのスパイシーさ、そしてフランキンセンス、サンダルウッドといったお香っぽさのあるウッディーな香りなのです。

その中でも、最も強く感じるのは「フランキンセンス」。

私の持つフランキンセンスの香りイメージは、「静かで軽い木」「スーッとした酸味がある」「樹脂系のマイルドな甘みも持つ」「ややクリーミーなスモーキーさ」といったものです。

(産地などで香りが違いますが、私のイメージはざっくりこんな感じ)

イーディシスの中では、これらの要素がかなりしっかり出ていました。

裏を返せば、個人的には「フランキンセンスが良い感じで香ってるなぁ」という他には強烈な印象を残すものはなく…。

ガツンとパンチの効いた香水というよりは、ルームフレグランスのように「なんか心地よい香りだな~」とほんわか香る、癒し系の香水だと思います。

★「スパイシー&ウッディーな香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:Aesop公式ホームページ「イーディシス オードパルファム」https://www.aesop.com/jp/p/fragrance/opulent/eidesis-eau-de-parfum/

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