【ラルチザンパフューム】アルカナ ロザとは?夜に咲く、秘密の薔薇

今回は「L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)アルカナ ロザ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

アルカナロザは、ウードの甘さパチョリの暗さスパイス、そして酸味のあるローズが重なった香りです。

ルラボ/ローズ31似ていると言われている香水なので、ページ後半にその香りの比較も載せています。

この記事はこんな方にオススメ!

・ラルチザン、アルカナロザの香りについて詳しく知りたい

・ラ ボタニック コレクションについて知りたい

・暗く落ち着いた雰囲気のローズ香水が好き

L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)アルカナ ロザとは?

香水の基本情報

タイトル:9 Arcana Rosa Eau de Parfum(アルカナ ロザ オードパルファム)

ブランド:L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)

香調:ウッディー、フローラル

調香師:Daphné Bugey(ダフネ・ブジェ)

発表:2016年

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\ポイント7倍/ラルチザンパフューム 9 アルカナ ロザ オードパルファム 75ml 香水 レディース L'ARTISANPARFUMEUR ARCANA ROSA EDP [m0g]

ノート:

ブルガリアンローズ、クローブ、シダーウッド アトラス、ウード、ガイアックウッド、シスタス、シプリオール、サンダルウッド、ベチバー

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:7時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【ラルチザンパフューム】ラボタニック・アルカナロザのイメージチャート

アルカナロザは、どんな香り?

トップノート:ウード・パチョリ・ローズ・スパイスの組み合わせ(25分)

付けた瞬間、ウード系の重く甘いウッディーな香りと、パチョリ系の暗い香りが広がる。

そのすぐ後に、ローズ花弁の酸味が混じり出した。

クミンのようなスパイシーさも、少々混じっている。

ミドルノート:香りが肌に馴染む(1時間10分)

香調の変化は小さく、暗いローズ系が続く。

香りの目立つ順に並べると、ローズ>ウード>パチョリ>クミンというバランスを保ったまま、香り立ちが落ち着き肌に馴染んでいく。

ラストノート:お香のようなスモーキーさが重なる(5.5時間)

ミドルまでの香調のまま、香り立ちが淡くなる。

そしてそこにスモーキーウッディーな香りが薄く重なり、ドライダウンに向かう。

焚火をしているようなモクモクとした煙さではなく、お香の煙のような穏やかなスモーキーさ。

これが静謐な雰囲気を醸し出していた。


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解説と感想

ラルチザンパフューム「ラ ボタニック コレクション」とは?

2016年に登場した、ラルチザンパフュームのLa Botanique(ラ ボタニック コレクション)。

(最初はNatura Fabularis(ナチュラ ファビュラス コレクション)という名前でしたが、2018年に変更されました。)

こちらはラルチザンの中で高級ラインにあたり、「夜に目覚めるミステリアスな植物の神秘性」を描いたコレクションとなっています。

本ページでご紹介している「9 Arcana Rosa(アルカナ ロザ)」は、ラ ボタニック コレクション最初に作られた6本のうちの一つ。

Arcana Rosaとはラテン語で「秘密の薔薇」という意味で、ウードやパチョリの効いた暗いローズ香水となっています。

ちなみに現行ボトルはブラックベリーが描かれたデザインとなっていますが、ベリーの香りは感じません。

雪の結晶がパウダリーな温もりで溶けていく

さて、アルカナロザを肌に一噴き。

付けた瞬間頭に浮かぶワードは、「ウード」「夜」「溶けたチョコレート」。

チョコの部分は美味しそうなものではなく、全く甘くないパチョリ系の香り。

私はパチョリと思ったのですが、ノートを確認するとナガルモタ(シプリオール)の香りなのかな。

(ナガルモタは、パチョリに似た土っぽい香り)

基本的に、ウードの甘さとパチョリ(ナガルモタ)の暗さ、花弁の酸味あるローズ香、スパイス(ややカレーっぽさのあるブラックペッパー系、クミン系)の組み合わせで、香りが進んでいきます。

ところで、アルカナロザはルラボ/ローズ31と似ていると言われていますが、私は結構違いが大きいんじゃないかと思っています。

最も大きな違いは、アルカナロザはウード系ローズ香水なのに対し、ローズ31はスパイシー系ローズ香水という所。

アルカナロザもクミン系のスパイシーさはありますが、ウードの暗くウッディーな樹脂の甘さがかなりしっかり効いています。

ローズ31はこれが弱く、逆にクミン系のスパイシーさとヴァージニアシダーやサンダルウッドといった木の辛みをしっかり感じました。

アルカナロザはかなり暗く”真夜中”のようなミステリアスな香りですが、ローズ31には暗さを感じない点も違う所。

ローズ31の方が、だいぶ軽やかな香りです。

ところで、アルカナロザは廃盤の噂がありますね。

海外では既に在庫の無い国もあるようですが、日本の公式代理店・ブルーベルジャパン(ラトリエデパルファム)ではまだ取り扱いがありました。

暗く怪しげなローズ香水がお好きな方は、お早めにお試しを。

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