今回は「Aesop(イソップ)ヒュイル オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ヒュイルは、ヒノキの深い森の中に居るような、アロマティックなウッディー香水。
生木のようなウッディーと青々とした針葉樹の葉、そこにハーブやスパイスの香りが重なっています。
この記事はこんな方にオススメ!
・イソップ、ヒュイルの香りについて詳しく知りたい
・アロマティックな香りが好き
・ヒノキの香りも好き
Aesop(イソップ)ヒュイルとは?
香水の基本情報
タイトル:Hwyl Eau de Parfum(ヒュイル オードパルファム)
ブランド:Aesop(イソップ)
調香師:Barnabé Fillion(バーナベ・フィリオン)
発表:2017年
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トップノート:タイム、エレミ、ピンクペッパー
ミドルノート:サイプレス、スエード、ゼラニウム
ラストノート:ベチバー、フランキンセンス、シダー
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:5.5時間程度
放香性:★★☆☆☆ 弱い

ヒュイルはどんな香り?
トップノート:アロマティックなウッディーとハーブとスパイス(30分)
アロマティックで、透明感のあるウッディーノートからスタートする。
レモングラスのような酸味と、ローズマリーのようなほろ苦さや清涼感を混ぜたハーバルな香り。
そして、乾いた樹皮のようなナツメグやホワイトペッパー系のスパイシーな香りも感じた。
ミドルノート:ウッディーが強まる(50分)
トップからの変化は少なく、透明感のあるウッディーノートが続く。
スパイシーさやハーバル感が和らぎ、木の香りが濃くなったように思う。
まだ乾いていない、切り倒したばかりの木の断面や、針葉樹の葉の青々としたアロマティックな香りを感じた。
ラストノート:香調は変わらない(4時間)
ミドルからの変化も少なく、香り立ちのみが弱くなっていく。
そしてそのままゆっくりとフェードアウト。
最後の方はサンダルウッドのような木の辛みや、モスっぽい香りも感じた。
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ヒュイルの解説と感想
ヒノキが並び立つ、深い森の香り

2017年、オーストラリアのブランド・Aesop(イソップ)より発売された「Hwyl(ヒュイル)」の香り。
Hwylとはウェールズ語で「喜び」や「情熱」など、感情の高まりを意味する言葉です。
しかしヒュイルの香り自体は情熱的で賑やかなものではなく、むしろ静寂を感じさせるアロマティックなウッディーノート。
日本固有種であるヒノキ(ジャパニーズサイプレス)の深い森を表現した香りとなっています。
ほのかにエキセントリックで、好奇心をかき立てる香り。ヒノキの森を連想させるスモーキーノートがほのかにスパイシーな深緑や大地の香りの調和へと変化します。
-Aesop公式ホームページより
ヒュイルは”香水らしくない香水”だと思います。
「香り」としてデザインされた香水ではなく、ヒノキの深い森の自然空間そのものを切り取ってきたみたい。
「お洒落雑貨屋さん系のアロマティックな香りだなぁ」「イソップらしい香りだなぁ」という印象を受けました。
リラックス感の強いウッディーノートが特徴

さて、そんなヒノキの森を生み出しているのは、ナツメグやホワイトペッパー系の”木”を感じさせるスパイスと、魚料理に使うような香りの強い生ハーブ、そして切り株のようなウエットな木や針葉樹の葉の生き生きとしたグリーンといった要素です。
最後の方では、モス系のジメジメ感もありました。
光はあまり差さず、霧が立ち込めた薄暗い森。かつて仙人が腰かけたであろう、苔むした岩。
ヒュイルを付けると、マイナスイオンがゴリゴリ放出されてそうな空間を思い浮かべます。
ところで、ヒュイルは「おじさんのにおいがする」「正露丸のにおいがする」という評を見かけたことがあるのですが、個人的にはこういった香りは出ませんでした。
私は酸味とウッディーノートが混ざったり、モスが強く出ると”おじさん”を感じることがあります。
ヒュイルの中にもこれらの要素はありますが、強く出てくることはなかったです。
また正露丸については、私にはそれらしい香りは全く感じられず。
(香りの出方・感じ方は個人差が大きいので、人によってはめっちゃ”おじさん”になったり、めっちゃ正露丸になったりするかもしれません。)
私にとってヒュイルは、とにかく深呼吸したくなる心地の良いウッディー香水。
サンプルで何度が試していますが、付けると百発百中でめーっちゃ眠くなります。
寝香水にしたり、リラックスしたい時にムエットに出して側においたり。そんな使い方をしたいと思った香水です。
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参考:Aesop公式ホームページ「ヒュイル オードパルファム」https://www.aesop.com/jp/p/fragrance/woody/hwyl-eau-de-parfum/