今回は「L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)クレピュスキュラム ミラビレ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
クレピュスキュラム ミラビレは、ジャスミンやチューベローズの濃厚な花の甘さに、ウッディー・スパイシーを重ねた香り。
明るく華やかな香りではなく、ほの暗く艶めかしい”変化球系”のホワイトフローラル香水です。
この記事はこんな方にオススメ!
・ラルチザン、クレピュスキュラム ミラビレの香りについて詳しく知りたい
・ホワイトフローラル系の香りが好き
・暗く落ち着いた雰囲気の香水が欲しい
L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)クレピュスキュラム ミラビレとは?
香水の基本情報
タイトル:63 Crepusculum Mirabile Eau de Parfum(クレピュスキュラム ミラビレ オードパルファム)
ブランド:L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン パフューム)
香調:フローラル
調香師:Daphné Bugey(ダフネ・ブジェ)
発表:2021年
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\ポイント7倍/ラルチザンパフューム クレピュスキュラムミラビレ 75ml 香水 L'ARTISANPARFUMEUR CREPUSCULUM MIRABILE EDP[ffa] |
ノート:
ジャスミン、チューベローズ、クミン、カルダモン、サンダルウッド、トンカビーン
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:7.5時間程度
放香性:★★★☆☆+ やや強い~強い
クレピュスキュラム ミラビレは、どんな香り?
トップノート:ジャスミンとチューベローズの濃厚な香り(20分)
ジャスミンと、ココナッツやサンオイルっぽさのあるチューベローズを中心とした、ホワイトフローラルの甘い香りで始まる。
そこにナツメグっぽいスパイシーさも重なっている。
ミドルノート:スパイスや木の辛みも出る(1時間)
ホワイトフローラルは少しずつ弱まっていくが、スパイシーさは変わらず続く。
スパイスだけでなく、木の辛みも混じってきた。
また、ユーカリのようなスッと清涼感のある香りも少量混じっている。
ベチバー系のアーシーな暗さも感じた。
ラストノート:トンカの甘さとサンダルウッドのクリーミーさ(6時間)
ミドルまでのホワイトフローラル+スパイシー+ウッディーが穏やかになり、トンカビーンのパウダリーな甘さとクリーミーなタイプのサンダルウッドも出てくる。
最終的には、サンダルウッドとドライなアンバーを合わせたようなウッディーが長く続き、ドライダウンした。
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解説と感想
ラ ボタニック コレクションの中で、最も多く試作を重ねた香水
2021年に登場した「63 Crepusculum Mirabile(クレピュスキュラム ミラビレ)」。
こちらは「夜の植物」をテーマに作られた、ラルチザンパフュームのハイエンドライン「ラ ボタニック コレクション」の中の一本です。
ラテン語でCrepusculumは「薄明り」「夕暮れ」、Mirabileは「素晴らしい」という意味。
ですので、クレピュスキュラム ミラビレは「素晴らしい薄明り」という意味を持つ香水となります。
また、ラ ボタニックの香水名には頭に数字が付いていますが、これはその香りが出来上がるまでに行われた試作の回数。
クレピュスキュラム ミラビレは「63」と、シリーズの中で最多となっています。
さて、ブランドによると、クレピュスキュラム ミラビレはこのような香りだそうです。
(抜粋)ある種の野性味をもって、白い花々が私はここよとばかりに真の激しさを露わにする熱い夜。
ジャスミンの花びらから染み出る艶めかしい芳香が、トンカビーンとサンダルウッドによって増幅されるのです。
ーL’ARTISAN PARFUMEURホームページより(たゆた・訳)
スパイシー・ウッディーのほの暗さを含んだ、ホワイトフローラルの香り
クレピュスキュラム ミラビレは、先の説明の通り、ホワイトフローラル系の香水です。
しかし明るく華やかな香りではなく、ほの暗く落ち着きがあって、”変化球系”のホワイトフローラル香水となっているのです。
濃厚でまったりクリーミーな甘さを持ったジャスミンとチューベローズ、これが香りの中心。
それと同時にウッディー・スパイシーな香りも力強く広がります。
スパイスの部分はクミンやカルダモンとのことですが、私には「樹皮のような乾いた辛みと甘さが混じるナツメグ」に感じられました。
他にもユーカリやカンファー系のスースーした感じや、木の辛みの強いタイプのサンダルウッドも、スパイシーさに拍車をかけているようです。
そして最後はトンカのパウダリーな甘さやサンダルウッドのクリーミーな側面も出てきて、穏やかに終わっていくという流れになっています。
ところで、クレピュスキュラム ミラビレのボトルデザインって「蛸」が描かれているんですよね。
欧米では”魔物”とも言われる生き物だからでしょうか(妖艶な香りというイメージ?)。
個人的にはどうしても「美味しそうなタコ足…(じゅるり)」に見えてしまうのですが、海外の方はタコ苦手な方も多いので、なかなか思い切ったデザインで面白いと思いました。
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