今回は「Theodoros Kalotinis(テオドロス カロティニス)コーヒーアディクト オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
コーヒーアディクトは、濃くて苦いエスプレッソに、甘いチョコレートシロップを合わせたカフェモカのような香り。
後半ではキャラメルやバニラも重なり、甘さの強いグルマン系コーヒー香水となっています。
この記事はこんな方にオススメ!
・テオドロス カロティニス、コーヒーアディクトの香りについて詳しく知りたい
・濃く抽出したコーヒーの香りが好き
・甘くて美味しそうな香りも好き
Theodoros Kalotinis(テオドロス カロティニス)コーヒーアディクトとは?
香水の基本情報
タイトル:Coffee Addict Eau de Parfum(コーヒーアディクト オードパルファム)
ブランド:Theodoros Kalotinis
香調:グルマン
調香師:Theodoros Kalotinis(テオドロス・カロティニス)
発表:2020年
ノート:
カカオ、バニラ、キャラメル、コーヒー
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:7~7.5時間程度
放香性:★★★☆☆+ やや強い~強い

コーヒーアディクトはどんな香り?
トップノート:リアルなカフェモカの香り(40分)
苦くて濃いコーヒーに、キャラメルソースとミルク、砂糖を入れたような香りから始まる。
5分程するとキャラメルは一旦引っ込み、エスプレッソにチョコレートシロップを加えたカフェモカの香りになった。
とてもリアルなコーヒーの香りだ。
ミドルノート:ティラミスになる(2時間)
濃く甘いカフェモカの香りが続いていく。
トップからの香りの変化は小さいが、焦がし砂糖のようなコクと甘みが増してきた。
ミドルに入って30~40分すると仄かにバニラの風味が出始めて、ティラミスの香りが完成した。
ラストノート:バニラやキャラメルが強まる(4.5時間)
バニラやミルクキャラメルの甘さが強まってきたら、ラストノート。
バニラは、バニラエッセンス様のとろっとウエットで濃い甘さ。キャラメルの方もミルキーで濃厚。
これらが濃く抽出したコーヒーに重なっている。
香りの持続は長め。
最初から最後まで、甘さの強い「グルマン系コーヒー香水」となっていた。
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コーヒーアディクトの解説と感想
濃厚で甘いコーヒーの香り

ギリシャのニッチ香水ブランド「Theodoros Kalotinis(テオドロス カロティニス)」。
ギリシャ初の”調香師ブランド”として、テオドロス・カロティニス氏が2014年に立ち上げたメゾンです。
テオドロス カロティニスといえば、グルマン香水(お菓子のように美味しそうな香り)で有名。
同氏には「グルマンの王」という異名があるくらいです。
本ページでご紹介している「Coffee Addict(コーヒーアディクト)」も、もちろん甘くて美味しいコーヒー香水となっていますよ!
さて、ブランドによるとコーヒーアディクトはこんな香りだそう。
コーヒーアディクトは、焙煎したアラビカコーヒーのエッセンシャルオイルを用いて作られた、ユニセックスで持続性の高い香水です。
バニラの官能的なタッチとココアの組み合わせが、抗えないような、未だかつてない甘さをもたらします。
焙煎したてのコーヒーの、この比類なき香りに夢中にならない人なんているのでしょうか?
ハーモニーを奏でるアロマティックな調和が感覚を目覚めさせ、人々を魅了するのです!
-テオドロス・カロティニス公式ホームページより(たゆた訳)
Coffee Addictとは、「コーヒー中毒」や「コーヒーに夢中」といった意味です。
説明文にもあるように、誰もが虜になってしまうような、焙煎したてのアラビカコーヒーとバニラやココアの美味しいハーモニーが楽しめる香水なのですね!
アクロ/アウェイクとコーヒーアディクトの違い

ところで、テオドロス カロティニスの香水は、よくアクロ(イギリスのニッチメゾン)と比較されることが多いです。
(香りのテーマが似ているものが多いからだと思う。)
せっかくなので、当ブログでもアクロのコーヒー香水・アウェイクと比較しながら、コーヒーアディクトの香りについてお伝えしていきたいと思います。
●アウェイクの香りについて、詳しくはこちらをご覧ください。
今回は「Akro(アクロ)アウェイク オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。アウェイクは、とてもリアルなコーヒーの香り。最初はブラックコーヒーの苦い香りですが次第に甘くなり、キャラメルマキ[…]
まずこの二つの香水に共通しているのは、どちらも「とてもリアルなコーヒーの香り」になっているという点です。
ただし、そのコーヒーの濃度が違います。
アウェイクはドリップで淹れたブラックコーヒーなのに対し、コーヒーアディクトは圧力をかけて濃いーく抽出したエスプレッソ。
アウェイクは酸味も強くサラッとしたコーヒーの香りですが、コーヒーアディクトはエスプレッソなうえにチョコレートソースやバニラ、キャラメルなども混じっていてとても甘い!とろっとろの濃密感となっています。
また、甘さについても違いがあります。
アウェイクの前半は、爽やかなカルダモンコーヒーや苦みの強いブラックコーヒーとなっており甘さ少なめですが、後半ではキャラメルマキアートのような美味しい香りに変化していきます。
後半では甘さが出るものの、そこまで強くない感じ。
それに対してコーヒーアディクトは、最初から甘いです。
エスプレッソとチョコソースで作った甘いカフェモカや、そこに焦がし砂糖とバニラを加えたティラミスなど、「飲み物」というより「スイーツ」に近いような甘いコーヒー系の香りとなっているのです。
また最後の方はキャラメルやバニラ系の甘ーい香りが長く残るので、コーヒーアディクトの方が持続力も高くなっているようでした。
どちらもリアルに再現された、”コーヒー感”がしっかり出ている香水です。
「軽め・サラサラ・優しい甘さ」が好きな方はアウェイク、「重め・濃厚・強い甘さ」を求めている方はコーヒーアディクトの方が好みに合いそうです。
★「コーヒーの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。
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参考:Theodoros Kalotinis公式ホームページ「Coffee Addict Eau de Parfum」https://www.theodoroskalotinis.com/en/products/coffee-addicteau-de-parfum/